東京都知事選挙が始まっている。今度こそ小池都政を終わらせたいので、投票するなら蓮舫候補だろうと思っていたが、1回くらい演説を聞いてから投票しようと思って、日曜日、銀座四丁目交差点の街頭演説を聴きに行った。
はじめに立憲民主党の福山参議院議員、枝野衆議院議員が応援演説。福山さんも悪くないけど、枝野さんの演説には、いつも惚れ惚れする。滑舌がよくて聞きやすく、内容もある。枝野さん、大学卒業後は銀座四丁目の弁護士事務所で働いていたのか。
枝野さんの演説中、曇り空から小雨がパラつき始め、傘を差すほどではなかったものの、壇を下りるとき、司会から「日本一の雨男とも言われています」と突っ込まれていた。
蓮舫候補は、若者支援を政策の第一に掲げている。それは正しい判断だと思うけれど、「もう少し高齢者支援にも言及したほうがよい」という声があるのをSNSの書き込みで見た。枝野さんはそれを汲み取ったように、若者を支援することでぶ厚い中間層が生まれれば、高齢者の安心につながる、という論陣を張っていて、さすがだと思った。
そうしたら、最後に登場した蓮舫候補も、演説の7割くらいまでは若者支援だったけれど、一人暮らしの高齢者が安心できる東京を目指すというのをちゃんと入れてきた。福祉や医療・介護に携わる若者の待遇を改善することで、若者の生活の安定だけでなく、高齢者の安心・安全を生み出すというのは全く正しい。若者の幸せと高齢者の幸せはバーターではないのだ。
とても満足したので、今日は期日前投票を済ませてきた。この都知事選、民主主義の破壊を楽しむような、虚無的な状況もあるけれど、希望を失わず、投票に行こう。