3泊4日の奈良出張から帰宅。連日、新大宮駅最寄りの奈良コンベンションセンターに詰めていたので、ほとんど観光はできなかった。この施設は2020年4月開業。エントランスホールで待ち構えているのは、彩色の巨大な多聞天像。2016年から冬季の観光振興のため、毎年1月、平城宮跡で開催される「奈良大立山まつり」で使用されてきたもので、籔内佐斗司氏のデザインによる。
四天王像は、コンベンションセンターのほか、なら歴史芸術文化村(天理市)、道の駅大和路へぐりくまがしステーション(平群町)、橿原文化会館(橿原市)に展示されているという。「奈良大立山まつり」は廃止が決定したというが、この四天王像は保存されますように。
※奈良新聞デジタル:奈良県が「大立山」4基の活用検討へ 奈良ちとせ祝ぐ寿ぐ(ほぐほぐ)まつり廃止で(2024/4/10)
コンベンションセンターの1階と2階には、ケースに入った1メートルくらいの小型の四天王像も展示されていた。確か持国天像だけが1階にあり、2階で3人まで見つけたあと、最後の持国天を探し回ってしまった(しかし、こんな展示物を気にしていたのは私だけだったかも…)
持国天(東) | 増長天(南) |
広目天(西) | 多聞天(北) |
最終日の今日は、早めにホテルを出て、興福寺の南円堂でご朱印をいただき、奈良博の裏あたりをぶらぶらしてきた。まもなく12月15日から春日若宮おん祭りが始まるはずなので、準備の様子を見たかったのである。一度は参加してみたいと思っているおん祭り、まだ実現していない私の宿願のひとつである。