僕はあまりテレビを見ない。お笑い番組やスポーツ中継或いはニュース番組なら時々見るが、ドラマはまず見ない。連続ドラマを見始めたりすると、決まった日の決まった時間には家にいなければならず、そういうのも結構鬱陶しかったするし(笑)。それでも、ドラマを見る事は時々ある。
いささか古い話になるが、去年の暮れ、例の東野圭吾原作・福山雅治主演の「ガリレオ」シリーズの再放送を(全部ではないが)初めて見てしまった。単発で放送してた物をいくつか、そして2時間のスペシャル版(これも再放送だったとか。長澤まさみとかが出てた)も見た。単発の方は、原作に忠実なのもあり、そうでないのもあり、だったけど、予想以上に福山雅治演じる湯川学のキャラが面白く、つい見入ってしまった。謎が解けた瞬間、やたらと数式を書きまくるのが可笑しい。案外女好き、というのも、福山本人のイメージとダブって、なかなかに笑える。柴咲コウとか広末涼子とか、意外といい芝居するなぁ、なんて思ったりもした。スペシャル版はオリジナル脚本だったみたいだが、こちらはまぁまぁ、という感じかな。
暮れも押し詰まった30日の晩に放送されていた、「40女と結婚する方法」だっけか、それも見てしまった。なんとなく、缶チューハイをちびちび舐めつつ、面白そうなのないかな、とチャンネルを回していたら、ちょうど始まったところだったもんで(ちなみに、あてもなくチャンネルを回す、という行為も、僕にしては大変珍しい)。飯島直子演じる40才の独身カリスマ美容師が、市原隼人演じる大手広告代理店勤務の20代イケメンにプロボーズされる、という内容だ。基本的にあり得ない設定なのだが(笑)、自分の周囲でも10数才年下の男と結婚した40代女(しかも初婚)、というのが最近2~3発生したので、可能性ゼロという訳でもない。ま、しかし、演じるのが飯島直子だからねぇ。美人でオシャレでカッコよくしかも自立してるイイ女だけど、高層マンションの2階に住み(しかも賃貸)、仕事が終わると冨士そば(いわゆる立ち食い蕎麦だ)で蕎麦と丼セットを食べ、家で一人いいちこを飲む、という、いるようでいないようで、てなキャラがミョーに決まってしまうのは仕方ないでしょう。フツーのアラフォーは、過剰に期待しないことですな(笑)
で、このドラマの中で、やや気になる箇所があった。飯島直子と友人役の杉田かおるの会話なのだが、
飯島「これこそ、恋に悩むヒロインよね。キャメロン・ディアスか○○か、ってとこね」
杉田「例えが古いのよ。今なら、△△か長澤まさみか、って言わなくちゃ」
この○○と△△には、もちろん女優の名前が入るのだが、思い出せない。○○は日本人、△△は外人である。○○なんて、そんなに古い人って感じではなかったように思うけど...見てた人いたら、教えて(爆)
今週も、立て続けに連続ドラマを見てしまった。つーか、帰宅して食事をする時にテレビついてて、食べながらなんとなく見てて、そのまま最後まで、というパターンなんだけど(笑)。TBSの「班長」(これ、以前は課長というタイトルではなかったっけ?)、テレ朝の「相棒」「853」と、刑事ものばかり(笑)。でも、どれもなかなか面白かった。脚本も役者もしっかりしてるし、今のドラマも捨てたもんじゃないな、なんて思ったりして(笑)。ただ、1時間(実質的には40分くらい?)のドラマで謎解き、というのはちと短いのではなかろうか。前述した3本とも、謎が解明される過程が、なんとなくせわしない。2時間枠でじっくり見る方が、謎解き物には向いているのでは。
最近はいいドラマがない、なんて声も聞くが、以前偶然見てしまった「ライアーゲーム」というドラマは、ほんと訳分かんなかった。年と共に、こういうややこしいドラマには、ついていけなくなっているのだろう。いずれ、「水戸黄門」みたいな予定調和物しか、受け付けなくなるに違いない(笑)。ちょっと悲しい現実(爆)
先週だったかな、阪神淡路大震災から15年という事で、特別ドラマ「神戸新聞の7日間」(長いので以下略)を見た。もう15年も経ってしまったんだな、という感慨もさることながら、関東にいて分からなかった現場の悲惨な状況を改めて見て、相当ショックでもあった。震災が1995年、僕が大阪に赴任したのが6年後の2001年、その6年間で神戸は目覚しい復興を遂げた、と思う。大阪赴任直後、神戸にも行ったが、これが震災でむちゃくちゃになった街とは、とても思えなかった。
で、ドラマであるが、正直言うと今イチ。実話に基づいたドラマという事で、所々に当事者の皆さんが登場して、当時の体験を語るのだが、ドラマ部分と交錯して、却って中途半端な感じがした。ドラマかドキュメンタリーか、どちらに絞った方が良かったのではなかろうか。被災地の悲惨な状況をカメラに収めようとするが、どうしてもシャッターが切れないカメラマン、そこいらの葛藤やら懊悩やらを、芝居で表現するのではなく、いきなり当事者が登場したり、細かいナレーションが登場人物の心の声を代弁し始めたりすると、なんか興ざめだ。カメラマンの苦悩というのは、映像だけでも伝わってきただけに、もっと役者たちの演技で表現して欲しかったように思えた。
このドラマが今イチに思えた理由として、ドラマの冒頭でダイジェストというか予告編というか、そういうのを流し過ぎたこともあると思う。あれだけ流されると、もう本編見なくてもいいや、なんて気を起こしてしまうのだ。最近、こういうの多くないか。NHKでも、近日放送開始のドラマ、例えば「坂の上の雲」とか「竜馬伝」とか、他の番組の合い間に、予告編を何度も見た。しかも、かなり長い予告編だ。それこそ、本編見なくても、だいたい内容が分かってしまうような。でも、放送始まったら視聴率いいみたいだし、それは予告編の効果なのだろうか? よく分からん(苦笑)
予告編ではないが、TBSの「王様のブランチ」という番組で、お薦めDVDを紹介するコーナーがあるが、そこではさわりどころか、かなりの部分を番組内で見せてしまうのである。僕なんか、買わなくてもいいや、なんて気になってしまうけど、これ、マジで売り上げに影響しないのだろうか? 紹介するなら、ほんのちょっとくらいにしておいた方がいいと思うのだが。
ちなみに、「王様のブランチ」よく見てます(笑)。といっても一部だけ、だけど。ちょうど昼頃、有名人にお小遣いを渡して買い物させる「買い物の達人」というコーナーだけ、毎週見てる。ここに登場する案内人の鈴木あきえというタレントが、実はお気に入りなんである(笑)。どんな子かって? 一度見てみて下さい。一応、全国ネットだと思うけど....(笑)