という訳で、先日、チケット申し込みをしたのである。今回も抽選だそうな。気になる公演回数は埼玉スーパーアリーナで2回、大阪ドーム、名古屋ドームで1回づつ、の計4回となっており、日本武道館で3回しかやらなかった前回(2016年9月)と比べると、キャパは推定3倍以上、もちろん倍率も下がって抽選に当たりやすくなる、と予想され、僕のように3日間全て抽選に外れたなんて不幸な人は少なくなるはず(笑) と、なんとなく期待してるのであるが、さて当たるかどうか。確かに、前述したように、キャパは前回より増えたが、なにしろ第3次クイーン・ブームである。応募者も前回より遙かに多いに違いない。となると、倍率は前回と変わらず、いや、もっと上がる可能性もある。ま、今回も外れたら、僕はとことんクイーンから、いやアダム・ランバートから見放されている、という訳だ(爆)
と、日本中がクイーン来日公演のチケット申し込み受け付け開始で混乱する中、こんなコンサートに行ってきた。
Queen Symphonicである。だいたい想像はつくと思うが、クイーンの曲をオーケストラ付で楽しもう、というものだ。オーケストラによる、とは書かずに、オーケストラ付、と書いたのは、歌担当つまりシンガーがいるからである。要は、以前に上演されたミュージカル『We Will Rock You』に出演していたシンガーとバンドがオーケストラと共演して、クイーン・ナンバーを演奏するコンサートなのだ。
オーケストラがクイーンの曲をカバーしたアルバムは、過去に何種類か出ているので、それを生でやろう、という企画だろうと最初は思っていたが違ってた。言うならば、オーケストラを従えたトリビュート・バンドみたいなもんか。近頃では、海外のクイーン・トリビュート・バンドがわざわざ来日してコンサートを行ったりもして、トリビュート・バンドの需要は高い(とりわけクイーンは)。時代は変わったものだ^^;
という訳で、Queen Symphonic行ってきたのである。場所は東京国際フォーラムのホールA。場内に入ると、いきなり目についたのがこれ。
何故か、ボックスのアンプが並んでいる。実際に、ステージに立つギタリストが使っているのかもしれないが、ここで並べていても、反応するマニアックなファンは、今回は少ないと思われる(笑)
若かりし頃のメンバーの等身大写真(おそらく)。しかし、ほんと若い。さすがに、ここには人が群がっていた(笑)
開演前のステージはもこんな感じ。
ステージ両サイドにモニターがあり、演者のアップや歌詞が映し出される。開演してから気づいたのだが(笑)
開演直前の感じでは、ほぼ満席。客層は決して若くはないが(笑)、普段、クイーン関連のイベントやライブ等で見かける人たちとは、なんとなく雰囲気が違うような気がした。もちろん、知り合いには遭遇しなかった。
そうこうしてるうちに開演。一応、うろ覚えセットリスト。
Flash
Love Of My Life
Orge Battle
Seven Seas Of Rhye
I Want To Break Free
Play The Game
Under Pressure
Love Of My Life
These Are The Days Of Our Lives
Killer Queen
Radio Ga Ga
Bicycle Race
Fat Bottomed Girls
I Want It All
One Vision
(休憩)
Death On Two Legs
Another One Bites The Dust
I Want It All
Innuendo
Who Wants To Live Forever
Hammer To Fall
A Kind Of Magic
I Was Born To Love You
The Show Must Go On
Crazy Little Thing Called Love
Don't Stop Me Now
Another One Bites The Dust
Somebody To Love
Bohemian Rhapsody
(アンコール)
Teo Torriatte
We Will Rock You
We Are The Champions
20分間の休憩を挟んで2部構成。抜けてる曲があったらゴメンナサイ^^;
最初にオーケストラが登場し、そしてバンドが登場する。編成は、ギター2、キーボード1、ベース1、ドラム1、だったかな(笑) そして、シンガーは男女2人づつの4人。基本的に、ほぼ全曲歌入りであるが、一部と二部のオープニングに、オーケストラとバンドだけでメドレーのような形で3曲ほど演奏された(赤字の曲がオーケストラのみ)。個人的には、オーケストラのみの曲がもっと多かったらな、と思った。
シンガーの4人はさすがに皆実力派だ。そのおかけで、どの曲も素晴らしい出来映えだった。個人的ベストは「Seven Seas Of Rhye」。あのイントロをストリングスが奏でて曲が始まった時は、マジ鳥肌もんでしたよ。「Innuendo」も良かったなぁ。『クイーンⅡ』と『イニュエンドゥ』の曲は、オーケストラとの相性が良いようだ。合わせて4曲しか演らなかったけど^;
前述したけどギターは2人。遠目で分かりにくかったけど、1人はレッド・スペシャルは持たずにずっとストラト弾いてて、もう一人は時々レッド・スペシャル弾いてた。ま、ストラトでも、結構それらしい音は出るもんだね(笑)
お馴染みの曲が次々と演奏されるので、聴いてる方も次第にテンションが上がってくる訳で、これがトリビュート・バンドのライブなら、すぐさま大合唱になるのだが(笑)、オーケストラという事で、観客も少し遠慮してるのか、なかなかそこまではならなかった。じっくり聴いてる感じ。第二部の「Don't Stop Me Now」でシンガーが客を煽って、そこで皆立ち上がって、ようやく歌い始めたってなとこかな。ここから最後まで、皆さん総立ちでした。
いやいや、良かったです^^ 予想以上に良かった。オーケストラもさることながら、やはり、シンガーたちが実力派だからだろう。クラシックのコンサートみたいな感じゆではなく、前述したけど、オーケストラ付のトリビュート・バンドといった趣なのも良かったと思う。堅苦しくなくクイーンの曲を楽しむ事が出来た。一緒に行った嫁も大満足だった。
クイーンの曲は、クイーン以外の人が歌うことで、その曲の魅力が浮き彫りになる。今回のQueen Symphonicでも、改めてクイーンの曲の素晴らしさを実感した。誰が歌っても、クイーンは素晴らしい。だけど、いつも思うんだけど、「We Are The Champions」だけはフレディじゃないとダメなんだよな。
来年1月の来日公演の予行演習にも最適だったんじゃないか、なんて気もしたQueen Symphonicだった。東京公演だけ、なんて実に勿体ない。