唐突ですが、お知らせです。当ブログは、OCNのブログサービスを利用していますが、今年の11月を以って、OCNはブログサービスを停止するのだそうです。誠に勝手ながら、となんて言ってますけど、ほんと勝手だよな。どういう理由か知らないけど。ま、こっちは、忘れた頃にしか更新しない幽霊ユーザーみたいなもんなんで、文句も言いづらいけどね(笑) ま、とにかく、今年の11月でOCNブログはなくなる訳だけど、gooブログに移行して続けていく事は可能らしいので、とりあえずはホッとした。もちろん、サービス会社は変わっても、プログは続けていきますので、今後ともよろしくお願いします。相変わらず、忘れた頃の更新になりそうだけど(笑)
という訳で、今回のネタは、最近買ったCDについてあれこれ。
Random Access Memories 価格:¥ 2,009(税込) 発売日:2013-05-20 |
洋楽が売れなくなった、という話を聞くようになってから久しいが、それでも売れる物は売れるらしい。このダフト・パンクの昨年のアルバムも、日本でもよく売れたそうな。確かに、アルバム中の「ゲット・ラッキー」は、FMでもよくかかってて、曲名もアーティスト名も知らないうちに、曲だけはしっかり覚えてしまっていた(笑) ま、単に売れてるだけならいざしらず、今年のグラミーで最優秀レコード賞など、主要部門を独占してしまった、なんて聞くと、やっぱりちゃんと聞いてみたくなる(笑) という訳で、買ってみた。
一曲目のイントロが『太陽にほえろ!』みたいなんで驚いたけど(笑)、打ち込み主体の、言うならば今風のソウルというかブラコンというか、でも、参加ミュージシャンに、ナイル・ロジャースやらジョルジョ・モロダーやらオマー・ハキムやらの名前があると、やはり特定の世代は反応してしまうのだ。今風とはいえ、結構オールド・スタイルな曲もあって、なかなか聞きやすいしね。前述の「ゲット・ラッキー」みたいに、分かりやすいメロディの曲も多いし、若いもんに迎合することなく、最先端の音楽をオジサンも楽しめる、という好サンプルと言っていいかと(笑)
グレイテスト・ヒッツ 価格:¥ 1,944(税込) 発売日:2012-07-18 |
こちらはオールド・ファンには懐かしいアル・グリーンである。もう去年の事になるけど、仕事で車を運転してる時にFM聞いてたら、いきなりアル・グリーン特集が始まって、またそれが実に良かったので買ってみた、という次第。名前だけは昔から知ってたけど、ちゃんと聞くのは初めて。ソフィスティケイトされたサウンドに軽やかなファルセット、今の耳で聞いても実にオシャレである。全曲同じ人かどうかわからないけど、ヘタウマ風のドラムがいい雰囲気出してるのもよろしい。聴けば聴くほどハマる音と言っていいかも。
アル・グリーンは、70年代初頭にヒット連発してたけど、僕が洋楽を聴き始めた時期には、過去の人みたいになってた。宣教師になる為引退した、なんて話も聞いたなぁ。人気絶頂の頃、ファンに自宅で熱々のオートミールぶっかけられて大火傷を負って、しかもそのオートミールをぶっかけたファンが、そのまま自殺してしまった、という物凄い経験をしてるそうで、そりゃいろいろ心境の変化もあるだろうな、人気が出れば出たで、歌手も大変なのだなぁ、とあれこれ思いながらCD聴いてた。アル・グリーンは、結局華やかなショー・ビジネスから身を引く事を決めたみたいだけど、こないだ襲われたAKBのメンバーは、今後大丈夫なんだろうか。
Columbia Albums 1976-1982 価格:¥ 3,602(税込) 発売日:2012-01-10 |
近頃、アーティスト別に、オリジナル・アルバムの5枚セットを廉価で販売したりしてるけど、このウェザー・リポートのセットも同趣向のもの。タイトルにある1976年から1982年というのは、孤高の天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスが在籍していた時期で、つまりこのセットは“ジャコ期”のアルバムをまとめた物なのである。スタジオ・アルバムが5枚とライブ・アルバムが1枚の計6枚。なんたって“ジャコ期”のウェザー・リポートである。悪かろうはずがない。
という訳で、どのアルバムも素晴らしい。この時期では初期にあたる『Black Market』と『Heavy Weather』の2枚は、フュージョンというかクロスオーバー(死語。笑)の名盤として確固たる評価を受けている訳で、もちろん、この2枚は、楽曲の良さとスリリングな演奏がとにかく素晴らしいのだが、他のアルバム、例えば1978年の『Mr. Gone』あたりは、それまでのフュージョン的アプローチとは違う、一種ミニマル風な手法で、独特の世界を構築しており、これもまた素晴らしい。ジョー・ザビヌルとウェイン・ショーターの2人にジャコを加えた3頭体制が、実に上手く機能していたのだな、と改めて感じた。そんなジャコもだけど、リーダーだったジョー・ザビヌルも、既にこの世の人ではない。寂しいものである。
ファン・オン・アース~地上の愉楽~ 価格:¥ 2,700(税込) 発売日:2013-12-03 |
なんと、元クイーンのロジャー・テイラーの、15年振りとなるソロ・アルバムである。あれから15年も経ってしまったのか...年取る訳だ(爆)
と、それはともかく、ロジャーとしては、昔とほとんど作風変わってない、という印象。相変わらず、録音に当たっては、ほとんどの楽器を自分でプレイしている。声もほとんど同じ(笑) 自分の息子をレコーディングに参加させてるのが、違いと言えば違いかな。ともかく、古いファンからすると、実に安心する内容だ(笑) なかなか聴きやすくてよろしい。
ロジャーは15年振りにソロ・アルバム出したし、ブライアンはタンジェリン・ドリームと共演したアルバム作ったりと、クイーンの2人が、ここへきてクイーン以外の活動をしてるのは、何か心境の変化でもあったのかな。けど、こちらとしては、まだサマソニ迷ってます(爆)
黄昏のレンガ路(スーパー・デラックス・エディション)(DVD付) 価格:¥ 12,960(税込) 発売日:2014-04-22 |
あのエルトンの、1973年のベストセラー・アルバムのニュー・デラックス・エディションが出た。このアルバム、10年くらい前にデラックス・エディションが出ていたのだが、今回のはタイトルにも“ニュー”と冠されている通り、それとは違う内容。オリジナルの最新リマスターに、新しい世代のアーティストによるアルバム収録曲のカバー集、アルバム発売後の1973年11月のライブ音源、それにDVDが付く、というゴージャスな仕様になっている。あ、僕が買ったのは、DVDは付いてない、もっと安い仕様の物なんで、そこんとこよろしく(爆)
以前にもブログネタにした事あるもんで、「あれ、お前はこのアルバム嫌いなのではないのか」と言われてしまいそうだが、他にも優れたアルバムがあるので、このアルバムがエルトンの最高傑作という訳ではない、と言っただけであって、別に嫌いではない(笑) 改めて聴くと、やっぱり良い曲多い。シングル曲以外でも、「スイート・ペインテッド・レディ」「グレイ・シール」「碧の島ジャマイカへおいで」「ツイストは踊れない」あたりは昔から好きな曲だったし、「ダニー・ベイリーのバラード」とか、改めて良い曲だな、と思った。でもやっぱり、「ハーモニー」より「ハイ・フライング・バード」や「ベールの中の遠い思い出」の方が、ラストを締めくくるバラードとしてはずっと良い曲と思う(笑)
1973年11月のライブは、絶好調の時期だけあって、脂の乗った歌と演奏が聴ける。観客がそれほど大騒ぎしてないのは、やはりロンドンだからか?(笑) ニューヨークなら、もっとやかましいだろう(笑)
あと、難を言えば、オリジナルのLPには、曲ごとの歌詞の内容を表現したイラストを掲載したブックレットが付いていたが、今回の“ニュー・デラックス・エディション”には付いてない。是非あれを再現して欲しかった、と思ってるのは僕だけではないはず(笑)
エルトンの70年代の、他のアルバムもどんどんデラックス・エディション出して欲しいな。『Rock Of The Westies』とか『Honky Chateau』とかね。待ってます。
今年は冷夏という噂だけど、どうなるんだろう?(意味不明な締めだ)