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MFC presents 500 Favorite Albums Of All Time 360-341

2023年05月14日 22時29分19秒 | 私的歴代最高のアルバム500選

MFCオーナーの私的歴代最高のアルバム500
360位-341位

☆360位☆

Buzz Feiten Whiries/Buzz Feiten Whiries (2000)
バジー・フェイトン・ワーリーズ/バジー・フェイトン&ザ・ワーリーズ
あのバジー・フェイトンが突如結成したバンド、ワーリーズの1st。AOR系のイメージを持つ人が大半と思うが、本作はストレートなアメリカン・ロック。全曲バジー・フェイトン作で、キャッチーさには欠けるものの、爽快なナンバーが並ぶ。バンド・メンバーの力量はともかく、バジー・フェイトンは弾きまくりで、好き放題楽しんでいる感じ。

☆359位☆

Candy From A Stranger/Soul Asylum (1998)
キャンディ・フロム・ア・ストレンジャー/ソウル・アサイラム
本作でも、ブレイク以降の作風は変わらず、安定した内容。マンネリと言われようとも、独自の世界を築いてしまったのは凄いことだ。「クリーチャーズ・オブ・ハビット」「アイ・ウィル・スティル・ビー・ラーフィング」などに、デイブ・パーナーのソング・ライターとしての成熟を感じる。ホーナス・トラックだが疾走感溢れる「ルージン・イット」も良い。

☆358位☆

All The Best/Leo Sayer (1997)
星影のバラード~レオ・セイヤー・オール・ザ・ベスト/レオ・セイヤー
この人も、70年代から80年代にかけて、印象的なヒット曲を多く出している。シンガー・ソングライターとして登場したが、自作にはこだわらず、「星影のバラード」「はるかなる想い」など、他人の曲を取り上げたヒット曲も多数。個人的には「恋の魔法使い」や「ムーンライティング」あたりが思い出深いが、「アイ・キャント・ストップ・ラビング・ユー」など派手ではないが佳曲も多い。

☆357位☆

Whatever And Ever Amen/Ben Folds Five (1997)
ホワットエバー・アンド・エバー・エーメン/ベン・フォールズ・ファイブ
ポップでパンキッシュなピアノ・ロック・トリオとして登場したベン・フォールズ・ファイブは、2枚目の本作で他の楽器も取り入れて、音楽の幅を広げた。ソング・ライティングも進化している。が、日本語バージョンも収録された「Song For The Dumped(金返せ)」のような、ある意味しょうもない曲に、彼らの本質が見えるような気もする。

☆356位☆

The Very Best Of Chic/Chic (1996)
ベリー・ベスト・オブ・シック/シック
「ダンス・ダンス・ダンス」で衝撃的に登場したシックだが、チャートの常連だった時期は実質2年程だった。このベスト盤も素晴らしい内容だが、どうしても「おしゃれフリーク」「愛して欲しい」「グッド・タイムス」といった70年代のヒット曲に意識が行ってしまうのは仕方ないところ。オシャレでファンキーな新感覚のディスコだった。

☆355位☆

Made In England/Elton John (1995)
メイド・イン・イングランド/エルトン・ジョン
グレッグ・ペニーのプロデュースで、アコースティックなアレンジといいワンワードの曲名が多い事といい、シンプルにまとめられた印象のアルバム。一聴すると地味かもしれないが、聴けば聴くほどその良さに気づかされる。イギリス人としての心意気を歌ったようなタイトル曲が実に素晴らしい。このアルバムを聴く度に、感動的だった1995年の来日公演を思い出す。

☆354位☆

Turn It Upside Down/Spin Doctors (1994)
ターン・イット・アップサイド・ダウン/スピン・ドクターズ
ファンキーなナンバーと泥臭い南部風のナンバーかスピン・ドクターズの2枚看板であるが、本作でも両方がバランス良く配置され、キャッチーで非常に聴きやすく飽きさせない。2ndではあるが、バンド・サウンドは完成しているので、ポップな曲でもスピン・ドクターズになってしまうのが強み。冒頭3曲の出来が特に良い。

☆353位☆

The Hendrix Set/Paul Rodgers & Company (1993)
シングス・ジミ・ヘンドリックス・ライブ/ポール・ロジャース
1993年、ポール・ロジャースはニール・ショーンを中心としたバンドを率いてツアーを行ったが、セットリストはブルース・スタンダードとジミヘンのカバー、そして自身の往年の名曲で構成されていた。そのジミヘンの曲だけをまとめたライブEPである。ポール・ロジャースの素晴らしさは言わずもがな、ニール・ショーンも熱演で、ジミヘンの名曲が新たな解釈で甦る。

☆352位☆

Retro Active/Def Leppard (1993)
レトロ・アクティブ/デフ・レパード
『ヒステリア』以降のオリジナル・アルバム未収録曲を集めた編集盤。アルバム収録曲のように、とことん作り込まれた完成品とはやや違い、B級な雰囲気が漂っているのがよろしい。最初に曲が出来てから何もいじらずに出しているような雰囲気。「ミス・イン・ア・ハートビート」はどういう経緯かポール・ロジャースが取り上げた名曲。

☆351位☆

Back To The Light/Brian May (1992)
バック・トゥー・ザ・ライト~光に向かって/ブライアン・メイ
ブライアンの初ソロ・アルバムは、彼のソング・ライターとしての才能が存分に発揮された、バラエティ豊かな内容である。「愛の結末」はフレディ・マーキュリー・トリビュートで初披露された。「ドリヴィン・バイ・ユー」や「ラブ・トークン」のようなハードでメロディアスなナンバーはブライアンの真骨頂。コージー・パウエル大活躍の「華麗なる復活」はライブのハイライトだった。

☆350位☆

The Law/The Law (1991)
ザ・ロウ/ザ・ロウ
ポール・ロジャースとケニー・ジョーンズによるプロジェクトの唯一のアルバムだが、実質的にはポール・ロジャースのソロ・アルバム。自作曲は11曲中3曲だけで、あとはフィル・コリン、ブライアン・アダムス、クリス・レアといった、やや意外な人たちの曲を取り上げている。とはいえ、相変わらずポール・ロジャース節が炸裂しており文句なし。

☆349位☆

Innuendo/Queen (1991)
イニュエンドゥ/クイーン
フレディの遺作、そしてクイーンのラスト作という運命を背負って世に出た本作は、これまでのクイーンとは違い、退廃と悲愴で埋め尽くされている。当時は何も知らなかったけど、今となってはまともに聴けない。自分の最期を悟り、最高の作品を遺そうとするフレディは気高くもあり悲痛でもある。タイトル曲はそんなフレディとクイーンが作り上げた最後の名曲だ。

☆348位☆

The Essential King Crimson : Frame By Frame (1991)
紅伝説~エッセンシャル・キング・クリムゾン/キング・クリムゾン
80年代までのクリムゾンの音源をまとめた4枚組ボックスセット。ディスク1は「宮殿」期、2は「太陽と戦慄」期、3は「ディシプリン」期、最後の4は未発表ライブ、という構成。この時点でのクリムゾンの歴史を辿るには最適。短縮版が多いとはいえ、選曲も申し分ない。数年後に聞き返してみたら、「ディシプリン」期が良いと思ってしまったのが意外と言えば意外。

☆347位☆

Doubt/Jesus Jones (1991)
ダウト/ジーザス・ジョーンズ
90年代に入って突如登場した、ヒップホップやエレクトリカを大胆に取り込んだニュー・ウェイブ・バンドの2nd。個人的には、正に当時の最先端のロックという感じで衝撃的だった。曲がポップなのも特徴で、本作はアメリカでも売れ、「ライト・ヒア・ライト・ナウ」は全米トップ10ヒットとなった。長続きはしなかったけど、避けては通れないムーブメントであった。

☆346位☆

Liberty/Duran Duran (1990)
リバティ/デュラン・デュラン
彼らのキャリアに於いては地味なアルバムだろう。が、内容は他のベスト・セラー・アルバムには決して負けていない。デュラン・デュランは本作で、ソリッドかつソウルフルな独自の世界を築き上げた。タイトル曲や「シリアス」「夏のバイオレンス」といった曲に、その傾向は顕著である。この路線を継続しなかったのは残念だが、正に隠れた名盤。

☆345位☆

Barcelona/Freddie Mercury & Montsellat Cavalle (1988)
バルセロナ/フレディ・マーキュリー&モンセラート・カバリエ
これは凄いアルバムである。クイーンのフレディと世界最高のバルセロナ出身のプリマドンナがタッグを組んで発表した、ロックでもポップでもオペラでもない、摩訶不思議な音楽。しかし、奇を衒ったりとか前衛的な雰囲気とかは微塵もなく、両者の個性が融合し自然に生まれた世界。ほんとに凄い。こんなのフレディじゃなきゃ作れない。

☆344位☆

The Best Of Eric Carmen/Eric Carmen (1988)
ハングリー・アイズ~メイク・ミー・ルーズ・コントロール/ベスト・オブ・エリック・カルメン
80年代のしばしの低迷の後、エリック・カルメンは『ダーティ・ダンシング』の挿入歌「ハングリー・アイズ」を歌って、シーンに返り咲いた。本人にとっては不本意だったであろうが、その勢いと再評価に乗じて出たのが本ベスト盤である。きっかけは何であれ、再びエリックと彼の曲が脚光を浴びたのは良い事だ。個人的には1978年の「チェンジ・オブ・ハート」がイチオシ。

☆343位☆

The Singles/The Pretenders (1987)
ザ・グレート・プリテンダーズ/プリテンダーズ
プリテンダーズというかクリッシー・ハインドも、実は優れたソング・ライターでありヒットメーカーであった。本作には、この時点でのシングル曲が全て収録され、加えてクリッシーとUB40の共演シングルも入って文句なし。ポストパンク或いはニューウェーブと呼ばれたアーティストたちの共通点は、シングル向きのポップセンスだったが、プリテンダーズも例外ではない。

☆342位☆

Beverly Hills Cop Ⅱ -Original Soundtrack- (1987)
ビバリー・ヒルズ・コップⅡ/オリジナル・サウンドトラック盤
エディ・マーフィー主演のヒット・シリーズ第二弾のサントラの聴き物は、なんといってもボブ・シガー単独名義で収録された「シェイクダウン」だろう。彼にとっても初の全米No.1ヒットとなった名曲である。この曲の為にアルバムを買っても損はない。他にはチャーリー・セクストン、コリー・ハート、レディ・フォー・ザ・ワールドらの曲が収録され、いかにも80’sな世界。

☆341位☆

Inside Information/Foreigner (1987)
インサイド・インフォメーション/フォリナー
ハードになり過ぎた『4』、シンセが耳についた『プロヴォカトゥール』、それぞれの反省点を修正した結果、本作はソリッドでメロディアスなナンバーが揃う傑作アルバムとなった。この時点でのミックとルーの関係は最悪だったようだが、アルバムの出来には影響せず。最後のトップ10ヒットとなった「ウィズアウト・ユー」でのルーの歌いっぷりが実に素晴らしい。

次回は、340位-321位です^^


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