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【古袱紗/算崩し・三崩し】

2011年07月06日 | 作る:創作の仕覆 
【古袱紗/算崩し・三崩し】
お茶を習い始めて、3ヶ月経つ。
まだ、濃茶は出来ないけれど、古袱紗を用意することになった。

店頭で購入しようか、ネットで購入しようか
迷っていた所、
自分で縫ってみたらと・・・アドバイスをもらう。
そして、教えて頂くことになった。

手持ちの生地を見もらうと、
算崩しという柄生地ならいいとのこと。(何でもOKではない様だ)

  
楽しみです。

[DETA]算崩し・三崩しとは、
室町時代まで使われていた和算の算木に由来する。
三本ずつ、石畳状に配する形を言う。

【日本人の感性】

2011年07月06日 | 作る:嚢物 袋物
【日本人の感性】
お茶や和菓子に触れることで、
日本人の感性について面白いことが沢山あることに気づく。

風鈴は有名な話。
風鈴が鳴ることで、涼を感じる感性は日本人しか持たない。
もちろん、鈴虫も同じ。
(他民族の耳には、うるさい音と感じる)

他にも、色や死生観も気づかないだけで、かなり他の民族とは違うらしいのだ。


【気になる、街の菓子司】

2011年07月05日 | 作る:嚢物 袋物

いつもならスルーする店ののれんをくぐってみた。
麻布の慶応大学近くの菓子司。七夕にちなんだ練きりの和菓子。
先日の鶴屋吉信のそれとは、また違う姿の七夕。

こうしてみると店によって表現が違う。
職人の腕の見せ所ではないか!
おとといの鶴屋吉信の季節の和菓子は、「 星願い 」
http://www.turuya.co.jp/wagashi/kisetsu.html鶴屋吉信HP
  

洋菓子と違って、和菓子にはメッセージがあり、
四季の季節観や和歌や色、しきたりを、和菓子に込める。
日本人特有の感性である。

作り手のメッセージを感じることが出来るか否かは、
その人次第。

知らない人はそれなりに、知っている人はもっと深く楽しめる、
和菓子から、歳時記や和歌を知るのも一興だ。
職人の感性を感じ取ってみようではないか!!


【注文依頼/帯留の為の細い帯締め】

2011年07月05日 | 作る:組紐
【注文依頼/帯留の為の細い帯締め】
預かった帯飾りを持って、相談に行ってきた。

アンティークのパール帯留めだったので、
帯締めの通る部分が華奢な作りで、細い紐しか入らない。

これは、高台の紐が向いているとのこと。
丸台で組むには、18匁かその下の小さい玉でないと無理らしい。

試しに、手元にある25匁で試作予定。


【お茶の着物を拝見】

2011年07月04日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【お茶の着物を拝見】
お茶の楽しみに、着物がある。
自分はさておき、回りの着こなし、組み合わせが気になる。

特に亭主(先生)は、黒絽に松葉文様、
帯は、淡いベージュの真ん中に一本線の入った半幅より少し太い幅。
帯締めはせずに、貝の口の様な結び。

黒X生成りの組み合わせは、粋だ。

同席の方も、紗、綿紅梅、麻などの夏着物に替わった。
服と違って、人と同じになることは皆無である。
それが、本当に一期一会、2度と見れないかと思うと
不思議な感覚に襲われる。

どんな職人が織って、染めて、縫い上げたのか考えると
妄想が膨らんで、時として、お茶が飛んでしまう。

茶菓子も同じ、ああ綺麗なんて・・・思っているうちに
お茶が回ってきて、畳の縁に置くんだったか、
隣に挨拶するんだったか、どっちに回すんだか、
真っ白になっちゃうのでした。

私は、浴衣でお稽古中。

【葉蓋手前&半夏生】

2011年07月03日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【本日のお菓子は、星願い】

〔葉蓋点前/はぶたてまえ〕夏点前のひとつ。
紫陽花の葉を蓋に見立てて、水差しの上に乗せました。
水差しは透明なガラス。中の水が本当に涼し気です。
 水立ての薄茶を皆で頂きました。
生まれて初めての水立てですが、美味しかった。

茶碗も星柄の清水焼、三嶋手暦茶碗、星文様のヒビ茶碗
茶杓は、七夕の笹の葉を思わせる節の多い仕様でした。
(銘は聞き逃しまし・・・)
蓋置きは、糸巻き→亭主のチョイスに、ゾクゾクします。

〔濃茶は、淡々斎好みの瓢箪の棚で・・・〕 
茶入れは、淡い青磁の耳付き
仕覆は、○○緞子


本日のお濃茶のお菓子は、
 お菓子の御銘は・・・「星願い」 
 ご製は・・・「鶴屋吉信」

画像では、判りにくいのですが、
天の川を真ん中に、金箔と銀箔が織姫と彦星でしょうか。

本日の薄茶のお菓子は、半夏生(はんげっしょう)

半夏生とは、夏至から11日目

軸は、竹葉々、起涼風「たけようようせいふうをおこす」禅語
竹がさやさやと清風を送っている様子。
人の気配を取り去りいっそう端的に竹林の美しさを表現したもの。
香合は、ほおずき

茶花は、半夏生
竹篭がピッタリ、良い姿だ。
  
(三越で、池田瓢阿竹芸展を見た後の為か身近に感じる)