今日の休みは午後にダイハツのタントにワイパー周りに関する水漏れの恐れがあるというリコールが発生したとかでいつもお世話になってる営業所に行く予定があった。
そのためCobbyの午後の散歩は慌ただしく、まったくもってCobbyにはいい迷惑だったのだが日差しが弱くなったかと思われた午後2時過ぎに家を出ることとなった。せっかくなので先日整備した「AUTO ROKKOR-PF 55mm F2」を付けてテストもしてみることにしました。
いつも素敵なクレマチスが咲いているお宅で...今年の色はとても濃い紫で渋いです。私はどちらかというと毎年拝見している淡い青の方が情緒があって好きだ。
文化の杜公園のハナミズキは深緑の季節らしく何もかもきれいな緑でとても目に優しい。
そしてキラリ☆ふじみの池の周りはノウゼンカズラが見頃を迎えていた、
ここまで開放からf/4くらいまで絞りを調節してシャッターを切ってきたが、いい感じである。たしかにこのレンズの半月状の絞りストッパー(?)を押しながらの絞り決定は引っ掛かりがあってちょっと煩わしいが、開放オンリーでしか撮れなかったことを思えば些細なことである(笑)。
そして次のキラリ☆ふじみの通路を何気なくファインダーで覗いていたときである...
ピントを一番奥のドアに持っていこうとヘリコイドを回していたら、無限大の方向を見失ったのでした!
つまりこのミノルタのレンズは普段使い慣れたNikkorとはヘリコイドの回転方向が反対なんですが、どっちへ回してもピントが合わないのである。おかしいなと思い少しずつピントの状態を確認しながらヘリコイドを回していると・・・なんと1.7m~2mの指標のところでピントが合った!
たぶんだが...レンズを分解してから戻した時にレンズの向きは正しいのだが、組戻し具合が悪かったようだ。
仕方なくタントのリコール整備を終えて家に帰ってから、再びレンズの分解整備をはじめました。ちょうど妻が昨日「Aベンジン」を買ってきていたのでついでに絞り羽根もきれいにしてみようという魂胆である。
前群・後群のレンズユニットを外し絞り羽根の清掃である。ベンジンを浸した綿棒で羽を濡らすようにして拭き取りましたが、前回の清掃が効いているのか前回ほど拭き取りの綿棒は汚れがついてこなかった。
そしてレンズの組み直しである。せっかくなので今回は前回スルーした後群のレンズユニットもバラして清掃することにした。
まずは問題の前群レンズユニットをバラし、ホコリが入らないようブローしながら丁寧に締まりを確かめて組み直します。
そして後群のレンズユニットをバラし、前回同様にエタノールできれいに拭き上げます。さすがにユニットも小さいのでカニ目の穴もとても小さく気を使いますね、ユニットを傷つけないように諸先輩の言葉通り「押す力7:回す力3」でうまく清掃・組み直しができました。
これですべてのレンズをできる範囲できれいにしたことになります。
こうした清掃後にレンズを明かりにかざしてみると小さなカビ跡と擦り傷が結構あることがわかります。でもクモリもなくきれいになったお陰でそうした擦り傷等が目立つようになったんだと思われます。
さてとりあえずその場で試し撮り...
ファインダーを覗いた時に驚きました、とてもクリアで見やすいこと!(写真は開放です)
そして肝心の無限遠がしっかり出ているかどうかですね...
もう時間も午後7:30ですので暗くなってきましたからISOオートで撮ったら12,800にまでなってますが、しっかり画になるんですねえ^^。さすが裏面照射型CMOSセンサーは高感度に強いんですね。
おっと無限遠を忘れていました...OKです、(マウントアダプターのオーバーインフを加味して)ほぼ距離指標の10m~∞の間くらいでしっかりピントが合いました。素人整備だとこういう事があるんですねえ・・・いい勉強になりましたねえ(笑)。
それより何よりこのクリアな見易さはなんとも言えないですね。老眼でピント拡大がとてもありがたく思えていた今日このごろだったんですが、こうして開放でのピント合わせも中央の「ハンドラップ」に楽々と合わせることができます。後群レンズの清掃も効果絶大だったようです。
このあと整備ツールを出したついでに抑えてゲットしていたもう一つのAUTO ROKKOR-PF 55mm F2の方も清掃してみることにしました。
これがまた大変だったんですが、まるで違うレンズみたいでした...またの機会にレポートしてみたいと思います。
※ カメラ : 携帯のカメラ機能を使用 & α7III(後半)
レンズ : AUTO ROKKOR-PF 55mm F2(後半)