以前にも此のブログに書き込んだが私が此の地に家を新築する気持ちに成ったのには二つの大きな理由があった。第一には其の当時は独身時代にアマチュア無線と南国に生まれながら腑とした事からスキーにのめり込み遊び呆けて居た為に貯蓄等は一切無く結婚したのが20代の後半で致し方なく結婚後は徳島市内のアパート住まいをして居たが家賃も馬鹿に成らず此の侭、何年間も払い続けても自分の物には何一つ成らない事を考えた時に少し生活は厳しいが自分の家を持つ事を真剣に考えたし其の延長線上には近い将来に必ずアマチュア無線を再開させる事があった。
そんな或る時に住宅関係の人と知り合い話が段々と現実的に成った段階で親父に相談したら家の近所の田畑は譲れないが自分が購入した川向の大野の畑なら使えと言う話に成った。此の場所は国道筋から離れ駅からも遠い便の悪い場所ではあったが現地を見た時に回りに余り家は無かったし何せ農家の子供が新宅する以外は家を建てられない制約された場所であった事と土地の格好が三角定規の直角三角形(二等辺三角形で無い方)の形をして居り一番長い辺を利用すれば3.5MHz帯のフルサイズのアンテナも十分張れ、土地も東西に細長かったのでアンテナの方向性も問題が無かったので「此の地で家を建てれば定年退職時でも問題なくアマチュア無線が続けられる」と言う事が気に入った。
家内は結婚して1年程度で家が持てるとは思って居なかった様で交通の便の悪さに不安は持った様だが子供が出来るとやがて会社勤めは出来無くなるので当座は問題が無かった事と子供を延び延びとした環境の中で育てたかった様で賛成してくれた。家が出来上がったらアパート住まいの間QRTしていた私の無線熱は再発して早速ワイヤーアンテナ(7MHz帯)を張りアマチュア無線を再開した。其の頃はワイヤーアンテナなのでDXとは全く交信する事は出来なかったが2年後位に電力関係の変電所で使用して居た四角のタワーを立ち上げると実家で使用していたモズレーのTA-33(S)を上に上げてアンテナが回せる様に成ると段々とDXとの交信が可能に成り21MHz帯や特に28MHz帯はアクティブに運用しDXの世界に どっぷりとのめり込んで行った。
此のアンテナは今思い返すとゲインも然程無く際立った性能でもなかったが?とにかく頑丈なアンテナで大きさも手頃で此の頃は10,18,24MHz帯は未だ開放されて居なかったので7MHzから上のハイバンドを此のアンテナひとつ運用出来る手頃なアンテナで非常に重宝し1980年の前半まで使用したが使わなくなって置いて居たら或る方から請われて嫁に出し山奥の僻地で元気な姿を時々見る事は出来ていたが最近退職してからは其の場所を通る機会が無いので解らないが最後に見たのは私が購入してから30年は経過して居たが壊れずに原型を留めて居た。とにかく驚く程に堅牢なアンテナで其の事が強く印象に残って居る。
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