島崎藤村の千曲川旅情でその叙情的な部分が印象的な大河。
新潟県に入り信濃川と名をかえる。
それがどうだ。
やはり自然が牙をむくと人間の営みなど粉々に打ち砕く。
千曲川の氾濫の原因について専門家が指摘する。
氾濫地点より下流で川幅が狭くなっている。
上流からの水がそのまま下流へと流れていかない、と。
これは誰が考えても分かることだ。
まして河川管理の専門家であれば。
狭小になっている部分を広げる工事を済ませておけばこのようなことにはならなかっただろう。
もちろん改修費用を含め簡単にはいかなかったとは思う。
今回を教訓としてどのような対策が取られるかが問われるだろう。