マスコミはヨーロッパの政党について極右という表現を用いている。
全体的に見れば右寄りということで、その最右翼にいるから極右なのだろう。
今回のオランダ選挙でも極右がどこまで勢力を伸ばすか、が、注目された。
政権与党は中道右派と呼ばれている。
中道とは、素直に読めば中間。右と左の間。と、なるのだろう。
しかし、時の情勢によって右に寄っているかもしれない。
その中道の右派といえば極右と位置付けにおいてどの程度の差なのか。
我が国でも、保守・革新と言われた時代があった。
しかし、それすらも曖昧なものでしかない。
自民党が保守で、それに対抗するのが革新。
そんな単純なものでないと思うが。
現、安倍政権はどうなのか。
日本会議という団体がある。主張していることから類推するに右翼であろう。
政権のトップがその構成員であり、多くの閣僚も加盟している。
そうなると、保守という言葉が死語化している中で、安倍政権は右派政権であり極右であろう。
そういう報道の仕方は一切ない。
そこに、この国のメディアの貧困さが表れているのでないか。
籠池氏が運営している幼稚園で教育勅語の暗唱など極右の典型だろう。
その学園で名誉校長に就くなどは極右でなくて何なのか。
外国に対するのと同じように国内についてもしっかりとした論調を期待したい。