【 水平対向エンジン 】
宝と言う大袈裟なものではないけど 私が所有してる水平対向エンジン搭載のチェンソー 共立エコー 651THがある。日本の林業が盛んになった頃 作業員が振動による障害の声が聞こえ始めそこで開発されたのが このチェンソーだったと聞く。同じ時期にヤンマーでは ロータリーエンジンも搭載してたチェンソー 発売していた。
移住し 薪作りにおいて パワー不足を感じ 排気量アップと進んで行くと同時に 各メーカーのチェンソーの歴史など見ているうちに どんなものなんだろう?となり 興味引かれたものの なかなか手に入らないというのがあり またあったとしても 全国にいるファン マニアの方々も狙っているわけで しばし 相場的な事を見ながら 眺めが多かった。
この651の前に 1度 601だったか611だったか忘れたけど 少し使った期間もあり 実際に使って見て 振動はやはり少ない感じはあったけど どこかトルク的なこと無い?と感じ 単気筒に比べ メリハリ無いなと 個人的には感じていた。ロータリーエンジン搭載のチェンソー 扱った方の話でも 振動はないけど 同じようにトルク的な部分 無いな!と前に聞いたことがある。
いつ 手に入れたか忘れてしまったが 水平対向エンジン搭載の中では 1番グレードが上の物が手に入り 初爆テストにおいて 入れた分だけ爆発もあり エンジンは生きてると判断したものの 実際には 使う事もなく しばし 飾りになっていた。今年 小屋を解体する予定にしており 久し振りに小屋から出し 眺めた。ヤフオクで同型が出品になってた時 落札価格みたら 10万円超えもあった。思わず へぇ~となったが。
私は チェンソーも大型になっていく段階で どこか やはり 回りと違う機種でと言う へそ曲がり的な人間なので 新品など最近の機種持ってる知り合いの中で マッカラー使ったり スチールでも 051のような 旧式で作業することで なんか優越感もあって 楽しみながら 作業してた。私の師匠的な存在の方も 結構 旧式使っており 言う事は メンテ性が良いとか 頑丈で良いとかそういう理由で使っているようだった。
この651には グリップヒーターもついており 冬場の作業も手の冷えを解消するようなタイプ。当然 今となっては パーツ探しにおいても まず手に入らないというのがあり ピストンリングあたりなら 汎用品でどうにかなるが やはり 点火コイルがパンクとなれば ほぼ飾り物になってしまう。この年代の少し前の ハスクバーナーなどは 点火コイルが フライホールの裏側にセットしてあり 一応 一体型にはなっているが 見れば どうやら ピックアップコイル 昇圧 点火時期回路 イグニッションが一体になってる感じで これもまた パンクしたら セカイモンではあるみたいだけど まず手に入らない。点火コイルの不具合は 断線というのもあるが 大体は内蔵のコンデンサーのパンクが多く 自作した試験器では 電気は起きてるものの スパークまで至らないとなれば やはり コンデンサーか?と判断してる。まして この651は 1個のコイルから2本だしであり 火花なしとなれば 当然的に あ~あとなってしまう。
マッカラーなどは オイル関連では 手動ポンプ式であり 当時としては スチール ハスクバーナーもあったが やがてオートになり 手で押すというのがなくなったが その機構において 共立の物は 確か ドラム回転を利用したシステムではなく クランクにカム機構持たせた感じのポンプで 今の機種のように ウォームギアを使いポンプ稼働させる仕組みとは違うはず。それに今の機種は そのウォームギアも樹脂製となっており 案の定 樹脂が溶け出し 山が潰れ オイル出ない そんなのがある。
とりあえずは 整備し 以前使った 601 611との比較でもしてみるかと思っている
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