新古今和歌集の部屋

百人一首古註 伝頼行筆断簡コレクション


に尋た○いつれもこの哥をもうされ
○○○侍り定家卿是程の○よみてこ
の世のおもひてにせはやとの給しと也
           坂上是則
朝ほらけあり明の月と見るまてに吉野の里にふれる
                     白雪
この哥は大和に下し時よめり暁○と見侍○
吉野○里にふれるしら雪
○の月と

連歌師頼行 牡丹花(肖柏)頼実息
肖柏(嘉吉三年(1443)-大永七年(1527)
室町時代の連歌作者。夢庵,牡丹花,弄花軒と号す。『新撰菟玖波集 (つくばしゅう) 』の編纂に宗祇を助け,式目の増補整理にもあたった。宗祇,宗長とともに賦した『水無瀬三吟百韻 』は有名。

宮内庁図書寮文庫の応永本『百人一首抄』百人一首抄、京都府立資料館蔵百人一首鈔 道晃親王御作、百人一首古注(吉田 幸一編 )とも異なっている。
肖柏は、宗祇の弟子であり、古今伝授を受けている。朝倉茂入の極札を信じれば頼実は孫弟子に当たる。
その子の頼行が書写したものとなると、16世紀前半のものとなる。
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