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新古今和歌集の部屋

前田家本 方丈記 飢餓10 一条よりは南九条より北京極より西朱雀より東の路のほとりなる首

ち一条よりみなみ九条よりき

た京極よりにし朱雀よりひ

んかしのみちのほとりなるかし

らすへて四万二千三百あまりな

むありけり。いはんやその前後

にしぬるものおほくまたかはら

白河西の京もろ/\の邊地なとを

くはへていはゝ際限もあるへからす

いかにいはんや七道諸國をや崇 


 

 (京のう)

ち、一条より南、九条より北、京極より西、朱雀より東の路の辺なる頭、全て四万二千三百余りなむありけり。

況や、その前後に死ぬる者多く、又、河原、白河、西の京、もろもろの辺地などを加へて、云はゞ際限もあるべからず。

如何に況や、七道諸国をや。

 


(参考)大福光寺本

 チ一条ヨリハ南九条ヨリハ北京極ヨリハニシ朱雀ヨリハ東ノ路ノホトリナルカシラスヘテ四万二千三百アマリナンアリケル

イハムヤソノ前後ニシヌル物オホク又河原白河西ノ京モロモロノ辺地ナトヲクハヘテイハゝ際限モアルヘカラス

イカニイハムヤ七道諸国ヲヤ

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