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新古今和歌集の部屋

前田家本 方丈記 今様2 例ひ千秋を送るとも

たとひ千秋をくるとも

歳月程なくすき

      やす

      し


いは○や老少不定

   なり いつをいつかと

          たのむ

             へき


例ひ千秋送るとも たとひせんしゅうをくるとも

歳月程無く過ぎ易し さいげつほどなくすぎやすし

況や老少不定也 いわんやろうしょうふていなり

何時を何時とか頼むべき いつをいつとかたのむべき


時光程なくうつりき

          て

五更のそらにそ成

           に

          ける


念々 無常のわか

  いの○いつか死○

             に

        をかさ

            ん


時光程無く移り来て  じこうほどなくうつりきて

五更の空にぞ成りにける ここうのそらにぞなりにける

念々無常の我が命  ねんねんむじょうのわがいのち

何時か死王にをかされん いつかしおうにおかされん


※前田本方丈記解説 前田家育徳財団により不明な部分を加筆

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