新古今和歌集の部屋

夏歌 衣干したり 明石市歌碑

春過ぎて夏来るらし白栲の

衣干したり天の香久山

夏の歳時園




新古今和歌集 巻第三夏歌
 題しらず         持統天皇御歌
春過ぎて夏來にけらししろたへの衣ほすてふあまのかぐ山

読み:はるすぎてなつきにけらししろたへのころもほすちょうあまのかぐやま

意味:春が終わってどうやら夏になったらしい。天の香具山では、田植え前の五月女たちの斎衣の白い衣を干すのがみえますから。

作者:じとう645~702天智天皇の鵜野讃良皇女、天武天皇の皇后。

備考:八代抄、歌枕名寄、新古今抜書抄(松平文庫本)、九代抄、九代集抄、新古今和歌集抄出聞書(陽明文庫)
万葉集巻第一28 雑歌
     藤原宮御宇天皇代
春過而 夏来良之 白妙能 衣乾有 天之香来山

明石市藤江1631-11の付近

コメント一覧

jikan314
Re:こんにちは!
sakura様
百人一首の歌なので、様々な説が有ります。私は、
天皇が、洗濯物を干していると云う事だけで歌を作り、万葉集に記録されたという事でしょうか?天皇の歌とは、そう言うものではありません。
又、白栲の衣は当時は高価なもので、庶民が普段着で着るものでない。
ことから、香久山に斎の為に集められる五月女達の着物が洗濯され、干す神事を言祝、豊穣を願った歌と考えました。
この歌碑も忠度公園にあったものと同系列のもので、そこにある理由はありません。モニュメントに万葉集を選んだということかと。
sakura
こんにちは!
自閑さま
この歌は百人一首にも入っているので、よく知られていますね。
歌碑は藤原宮跡しか知りませんが、明石にもあるのですね。
私には、白妙の衣に春から夏への季節の推移を詠んだ
情景歌としか理解できませんが、何か深い意味があるのでしょうか。
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