西行物語絵巻 葛城山 蔵書
このいはやにて往生をとげばやとおもひけ れども先達ゆるさゞりければこゝろならず いでつらなりてゆくほどに大和國まぢかくな りて人ざとわづかにみえてふるきはたの そばには...
美濃の家づと 二の巻 冬歌2
五十首奉りし時に 宮内卿 からにしき秋のかたみや立田山ちりあへぬ枝に嵐ふくなり 本哥...
八雲御抄 作法部 中殿会 蔵書
八雲抄巻第二作法部 一 中殿會 上古者尋常會唯中殿也。自中古為晴儀。二条院花 有寿色。非晴儀仍不入。後冷泉天㐂四年新成桜花。白 川院、應德...
美濃の家づと 二の巻 冬歌3
二條院讃岐 世にふるはくるしき物を槙の屋にやすくも過るはつしぐれかな めでたし。 くるしきと、やすく過るとをたゝかはせたり...
西行物語絵巻 同行の別 蔵書
さてもさとに出にければつれたりける同行ども みね我も/\とをの/\ちりわかるゝこそなまじ ひに涙もとゞまらざりけれ。其中に心ありける 同行のことに名残をおしみていづくにて...
美濃の家づと 二の巻 冬歌4
西行 小ぐら山ふもとの里に木葉ちれば梢にはるゝ月を見る哉 三の句、もじあまりいと聞ぐるし。例の此ほうしの、わろき くせなり。 ...
新古今和歌集の西行歌の撰歌2
3 撰歌材料 西行の家集には、山家集、異本山家集、聞書集、残集、山家心中集など、自歌合の御裳濯河歌合、宮河歌合がある。 山家集は、西行家集の代表的家集で、凡そ1550首ある...
美濃の家づと 二の巻 冬歌5
題しらず 西行 津の国のなにはの春は夢なれやあしの枯葉に風わたるなり 下句めでたし。 ...
田兒之浦從 辞書【浦】
和名類聚抄 浦 四聲字苑云浦。大川傍曲諸舩隠風所也。傍古反(和名宇良) 大漢和辞典 【浦】...
古今著聞集 御裳濯歌合并に宮河歌合
古今著聞集巻第五 和歌第六 212 西行法師が御裳濯歌合并びに宮河歌合の事 圓位上人、昔よりみづからがよみをきて侍歌を抄出して、丗六番につがひて、御裳濯歌合と名付て、色々...