ブログの話題が佐渡に行って、そろそろ恒例の美味しいものを紹介するパターンであるが、先週から仙台に行く機会が多くなり(2週間で4回)、その中の一度は米坂線で向かう機会があった。出張で米坂線研究会はラッキー?佐渡は少しだけ置いておいて、仙台への経路を紹介する。
本来、新潟本社から仙台にということになればクルマを使うし、出張の内容によるが日帰り圏内でもある。ただ、今回は夕方の食事会付きで、翌日は東京での会議ということもあり、午後、仙台に着けるように電車での経路を模索していた。
当然ながら、上越新幹線で大宮乗り換え、東北新幹線乗り継いで仙台へというのはビジネスでは当たり前。ただ、地図をご覧いただくと分かるとおり、この経路は東京方面へ南下してから再び北上、当然距離が長くなる。ということは運賃も高くなるということになる。
地元の駅から新潟へ、そして上記の経路で新幹線を乗り継ぐと、19,850円(新幹線指定席・閑散期)。仙台片道の運賃・料金は、東京との往復にも相当する。
更に所要時間を調べてみると、3時間21分。これは上越新幹線内(新潟~大宮)、東北新幹線内(大宮~仙台)とも全く停車駅のない最速タイプのもの。実際のダイヤを見ても乗り換え時間にロスがなく、最強の行程であることは違いない!と確信したのだがー。
念のために、米坂線経由も調べてみる。米沢での乗り継ぎはいいものの、山形からの仙山線に少しだけ待ち時間があり、所要時間は4時間53分。まあ、そんなものだろう、新幹線にはかなわないなと思いつつ、念のため山形新幹線・福島経由も調べてみた。
すると、米沢で待ち時間7分で「つばさ」に乗り換え、福島では何と3分待ち合わせで「やまびこ」に接続。(というか、すでにつばさが福島に到着する際には、やまびこが向かい側のホームに入線・停車中である。)もしかして、これ最強になるのでは?
時間的には、3時間14分。新幹線の最強乗り継ぎパターンより7分短い。そして料金・運賃は6,700円也!(山形新幹線特定特急料金、東北新幹線自由席)新幹線利用の約三分の一。米坂線内は運行列車の本数が限られるため、その他の代替になる選択肢はないのだが、朝9時過ぎに出て昼過ぎには仙台に着くこの経路・パターンは絶対に使える!
存亡の危機にもある各地のローカル線だが、新幹線よりも早い!安い!そして何よりも今回写真で紹介しているような川と絡み合い、新緑の山々や木々の美しい景色が楽しめる米坂線の旅。米坂線尾勝利に、アクション映画の逆転劇を見るかのようにスカッとした気分になった。