近くで孫が遊べるところを探す。新潟は冬が大変との一般的見方があるが、夏も暑いのでじいさんばあさんのことを考えると、互いに安全で快適な屋内の遊び場を探すことに。ネットがあるから簡単に探せる時代だ。
以前から気になっていた場所は、近隣の阿賀野市にあった。「わくわくHills(ヒルズ)」。地元の社会福祉法人「かがやき福祉会」が運営する屋内型の運動遊戯施設。子どもの成長には「遊び」が大事という観点から、2015年(平成27年)に設置された。
特別養護老人ホームにこども園、障碍者の就業支援施設などが一体となっているが、ここは以前は県立安田高校(2007年閉校)があった場所で、その跡地を利用している。学校の体育館やグランドは、全ての施設の運動施設として活用され、小体育館を子どもの遊び場にしている。
この施設は、ボーネルンドという玩具メーカーと提携。子どもの遊び道具として積み木や木琴など同メーカーが開発した本物志向のものを使用している。施設のプロデュースもボーネルンドが手掛けており、「KID-O-KID(キドキド)」や「ボーネルンドあそびのせかい」などの同社が展開する取り組みの一つ。
各地から注目を集める取り組みだが、その提携先は創業以来、全国で3万か所を超えている。公共施設やショッピングモール、病院などに併設、公園などの屋外施設など運営・設置形態は様々だが、ここでは社会福祉法人が子どもや高齢者までという一貫した地域連携の福祉的観点から設置されている。
幼児用のベビーガーデンから「ごっこ遊び」ができるスペース、ボールプール、クライミングウォール、エアトラックという空気の反発を利用したトランポリン型の遊具はインパクトがある。お邪魔した日は休日で、赤ちゃん(6か月以上)から小学生(12歳まで)、そしてその親(必ず同伴)が大勢楽しんでいた。
コロナ禍ということもあり、入場制限などを設ける場合もあるとのことだが、一般入場料500円で90分の利用が可能。子ども二人に両親と祖父母と6人家族で入場しようとすると、「これ以上混雑すると大人は2人(子ども1人に付き添いの大人1名)までの制限がある」と告げられる。
何せ大人は入場無料。そりゃ仕方ないことだと思いながら、そそくさとじいさんは施設を出て周辺を散策する。すると隣接地には体育館などもあって、入場料を支払えばこちらも自由に走り回ったりすることが可能。お弁当の持ち込みをして飲食会場としても利用可能だそうである。
まあ、いくら有料施設とはいえ一人500円。1,000円だと利用者には厳しいし、運営する側とすれば、やはり平日の利用が課題のようだ。保育園や学校などの団体の受け入れもやっているようだが、遠足の雨天時の代替施設としては有効!こどもの「かがやき」のため頑張ってほしい。
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