優れた者ほど間違いは多い。それだけ新しいことを試みるからで
ある。一度も間違いをしたことのない者、それも大きな間違いを
したことのない者をトップの地位に就かせてはいけない。
間違いをしたこのない者は凡庸である。そのうえ、いかにして
間違いを発見し、いかにしてそれを早く直すかを知らない。
P.F.ドラッガー「現代の経営」
以前参画していたNPO失敗学会の知人が「老朽化する日本の
組織・人・社会」と題してある産廃問題を論ずる資料の中で最近
引用したものである。
知人は自らもシステム会社を運営しながら経営コンサルタント
として活躍する。日本の行政(官僚)や大企業に跋扈する東大閥の
弊害の本質を、冒頭のドラッガーの言葉が鋭く突いている。
間違い(失敗)を間違いと認めない今の日本の自民党政治家たち
はそれよりも更に低次元の輩である。あぁ、こんな日本を救い出す
「優れた者」よ、早く現れよ。
昨日の朝の霧の風景(続き)