じんべえ時悠帖Ⅱ

77回目の終戦記念を前に

 明日の終戦(敗戦)記念日を前にマスコミには関連情報が

目白押しである。その中から「本土決戦」について。まずは

昨日朝のテレビニュースから。 

 長野市安茂里(アモリ)、県庁の西方に聳える旭山の山麓に

広がる高台である。ここに終戦直前に掘られた「海軍」の

洞穴がある。海軍のマークが入った食器などが残るという。

 なぜ海軍が海のない長野市に洞穴を掘ったのか。ここの

東南、約10キロにあるのが「松代大本営跡」の洞窟。本土

決戦に備えた国の中枢機関の疎開地である。

 今朝の天声人語では、終戦直前の8月13日に千葉館山市の

海岸に配備され特攻艇「震洋」を取り上げる。日本(軍)が

本気で本土決戦を考えていた証拠という。

 地元の船大工たちが造った木製のモーターボートに爆薬を

満載し、米軍の艦船や上陸艇に体当たりして自爆する特攻艇。

その発信台であるコンクリート製のスロープが今も残る。

 「あと2千万の特攻を出せば日本は勝てる」、映画「日本の

いちばん長い日」で徹底抗戦を主張する幕僚のセリフは狂気と

しか思えないが、竹槍の突撃訓練も同次元であろう。 

 

台風一過、十六夜の月と江戸川の日の出


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

jinbei1947
えめらるど様
理不尽な人生とは言え「お国のため」と潔く散った青年たちの写真を
正視することは出来ません。
jinbei1947
ワイコマ様
「起こった出来事は、形こそ違うかも知れないが再び起こりうる」(ウンベルト・エーコ)。
今朝の「折々のことば」には、かつての大東亜共栄圏の妄想がプーチンに乗り移った感があります。
eme
戦死した若者の写真を見ると、涙を禁じ得ません。親の悲しみが伝わってきます。
ykoma1949
この時期は いつものニュースパターンで・・あまり見ません
なので我が国の終戦へのプロセスについて・・新鮮に見聞きして
いますが・・一週間もしますとまた違う報道で・・どこか一つの
局で一年中日本の近代史を放映してくれる局が出来ればいいが
お盆が終わると同時に 戦没者の事は忘れますが、亡くなった
父親は、戦友の亡くなった日にはいつも線香をあげていました
私には真似は出来ませんが・・今日のポツダム宣言受諾の日
明日の終戦記念日は神妙に過ごしたい
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る