明日の終戦(敗戦)記念日を前にマスコミには関連情報が
目白押しである。その中から「本土決戦」について。まずは
昨日朝のテレビニュースから。
長野市安茂里(アモリ)、県庁の西方に聳える旭山の山麓に
広がる高台である。ここに終戦直前に掘られた「海軍」の
洞穴がある。海軍のマークが入った食器などが残るという。
なぜ海軍が海のない長野市に洞穴を掘ったのか。ここの
東南、約10キロにあるのが「松代大本営跡」の洞窟。本土
決戦に備えた国の中枢機関の疎開地である。
今朝の天声人語では、終戦直前の8月13日に千葉館山市の
海岸に配備され特攻艇「震洋」を取り上げる。日本(軍)が
本気で本土決戦を考えていた証拠という。
地元の船大工たちが造った木製のモーターボートに爆薬を
満載し、米軍の艦船や上陸艇に体当たりして自爆する特攻艇。
その発信台であるコンクリート製のスロープが今も残る。
「あと2千万の特攻を出せば日本は勝てる」、映画「日本の
いちばん長い日」で徹底抗戦を主張する幕僚のセリフは狂気と
しか思えないが、竹槍の突撃訓練も同次元であろう。
台風一過、十六夜の月と江戸川の日の出