じんべえ時悠帖Ⅱ

日光街道、新田宿

 イントロから4回目になる日光街道ウォーク、小山宿から

新田宿編も、あちこちの寄り道を終えてやっと新田宿へ。

 上下に走る東北新幹線と宇都宮線脇から国道4号に出ると

新田宿の始まりである。ここも電線が地中化されすっきりと

した風景。

 本陣の表札があるのは大越家、その先のキロポストの前に

多分旅籠だったであろう福島家。いずれも「奥州道中 大町

新田宿」。

 その先の代官陣屋跡の表示の角から少し奥に入ったところに

羽川薬師堂が見える。休憩がてら寄ってみる。左手の陣屋跡は

なにやら雑然とした雰囲気。陣屋跡らしく整備されるといいが。

 元は慈眼寺の末寺であった玉性院、新田宿の安寧と徐病を

期して薬師瑠璃光(大医王尊)を招き、羽川薬師堂となった。

 お堂の階段が西日を遮る日陰、どっかりと座り熱くなった

体を冷やす。二十度を上回る日とはいえ夏に比べれば大した

暑さではないが、冬の寒さに慣れた春先の体には堪える。

 祠の脇の小屋の中は十九夜塔と雨引観音塔である。

 街道(4号)に戻り先へ進むと、右にカーブするあたりが

新田宿の終わり。

 昔は真っすぐ進んだ旧街道が少し先で復活しているので少し

歩いてみる。車が通らない歩きやすい道である。

 そろそろ小金井宿に入るころだが、その手前が小金井駅。

宿の入口あたりという小金井一里塚跡までは、もう1キロも

ないはずだが、生ビールの誘惑に「心が折れて」いる。

 今日のゴールは小金井駅として国道に戻る。しかし着いた

小金井駅前にも周辺にも店らしい店はなし。もちろん酒類の

自販機もないので冷たいコーラで代用して打ち上げとする。

 次回からは小金井宿、石橋宿である。

 


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コメント一覧

jinbei1947
ワイコマ様
確かに地元では宇都宮以降だけが日光街道というイメージなんでしょうね。
その宇都宮まであと3宿、20キロ余りです。
ykoma1949
新田宿 とか 小金井宿 とか なんとなく甲州街道を
旅しているような気がしますね~
ここまで来ますと、日光街道・・というよりも奥州道中
という表記が目立ちますね・・日光様の影が薄くなってきた
気がしますね 続きが楽しみです
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