「定期メンテナンスの機器交換なので(何か起きるとは)
想定しなかった」(高橋誠KDDI社長、昨日の謝罪会見)。
津波の高さを想定出来なかったから福島原発の事故発生に
責任はない、という東電幹部とまさしく同じ発想である。
どんなに手慣れた簡単な作業でも、千回に三回は間違える
のが人間という動物である(所謂「千三つ」)。それを前提
に作業手順や機器チェックをすべきなのである。
通常(良好)運転しているシステムに人為的な手を加える
という定期メンテナンス。そのシステムの社会的重要性を
鑑みれば、掘り下げた「想定」をすべきだったのである。
社長自らが定期メンテナンスに携わるはずはないだろうが、
一言「トラブル想定は充分やったかね」とあるべきだった。
それとも、定期メンテナンスがあることも知らなかった?
それこそ「まさかやー!」である。
「想定できることは起こりうる」(失敗学会、畑中会長)。
一昨日、武蔵野線鉄橋越しの日の出