ビートルズの最後のアルバム「レット・イット・ビー」が
発売されて、今年でちょうど50年が経つ。
既にジョン・レノンが40歳で凶弾に倒れ(1980年)、
ジョージ・ハリソンは58歳で病死した(2001年)。
ポール・マッカトニーとリンゴ・スターは健在で、時折
来日もしているのはご存じの通り。
しかし、今でも何か話題があればワーっと「熾火(オキビ)」
のように燃え立つと語るのは、ロンドンで「フール・オン・
ザ・ヒル」の録音を目撃した音楽評論家の星加ルミ子氏。
ポールの歌詞にジョンが手を入れて曲作りに励む姿を
見たという。ビートルズの多くの曲は「レノン・マッカー
トニー」名義である。
この秋、当時の映像素材を使った新作映画がアメリカで
公開されるという。きっとまた熾火が燃え立つことだろう。
(参考:5/30朝日新聞土曜版「Report」)
私が結婚したころ、深夜のFM放送でビートルズの全曲、
200余曲が1時間ずつ放送された。60分のカセット・
テープをどこで裏返すか録音に苦労したことを思い出す。
以降、次第にテープが伸びて来るほど繰り返し聴いた。
その後、知人から全曲をデジタル音源で手に入れ事なきを
得ている。
ビートルズは、その二百余曲で「全ての」コーラス形態
を試したと言われる。学生時代、四重唱の「ビコーズ」を
友人たちとトライしたことがあるが、実に難しかった。
猛練習の結果、何とか歌になった時、そのハーモニーの
美しさに我(ら)ながら感激した。懐かしい青春の思い出
である。
さて、始めてから3週間経った、ペーパークラフトの
中尊寺金色堂。終盤、外壁上部への「小物」付に大苦労。
特に、この一番小さな飾りは仕上がりで4ミリ四方。
糊代はわずか1ミリ。ピンセットを使っても儘ならない。
よって、一辺の計12個の飾りを付け終わるのに丸一日。
それでも今日が四辺目。明日からはいよいよ屋根の組み立て
に移る。完成まであと数日というところ。
珍しく早めに晩酌を終わったらまだ外が明るい。
そこで薄暮の散歩。空には霞んだ月が上っている。
ほゞ完成したアパートに初めて灯が入る。
やっと登校が始まった小学校、先生はまだ帰れない?