じんべえ時悠帖Ⅱ

歴史は終わらなかった

 昔、フランシス・フクヤマの「歴史の終わり」を読んだ。

分厚い3分冊の文庫本だった。混み合う電車内で必死に傍線を

引きながら読まないと先へ進めないほど難解だった。

 半年かかった末、最後は疲れて流し読みになった。それでも

古代から様々な歴史哲学による政治形態を辿りながら、人類が

行き着いたのが民主主義と自由経済。これで「歴史は終わった」

という結論だったことは何となく覚えている。

 

 今、その「民主主義」の限界が叫ばれる。

 アメリカのトランプに代表される「ポリュリズム的政治」は

自国主義、保護主義の復活である。安部一強による今の日本の

政治状態も、その独裁的な振舞いから見れば同様と言える。

 そして、「衆議を尽くす」民主主義が「非効率的」と言われ

出しているのである。フランシス・フクヤマの力作の結論は

間違っていたのだろうか。

 

 今日は近所のお宅の花壇から冬の彩を。

 


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コメント一覧

ykoma1949
世界が変わってきた、世界中からいろんな
民族が集まってきたアメリカという国が
世界中のいろんな考え 民族の文化の共有
がそろそろ限界ではないでしょうか。
白人社会の権威を取り戻そうと頑張って
みても、その白人は年々減少していく
日本の数歩先行くアメリカから日本人は
何を学ぶか・・・ですね
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