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五の村の村長代行、ヨウコの言葉。
毎年春の大樹の村の恒例行事はパレード。村のみんなで村々を練り歩く春の楽しみだが、今年はこれを魔王国でもやってくれと魔王ガルガルドが言い出した。
魔王国はいまでは世界の半分を支配している。残りの人間国家は崩壊寸前だが、まだ魔王国内部に不穏分子やらなにやら抱え込んでいるのもそろそろ整理しないといけないのだ。王位を時代に引き継ぐためにも……。
今回はほぼパレードの回。村のパレードの準備から魔王国でのパレードの後始末まで。まさに大樹の村が覇を唱える回です。そしてティゼルの陰謀と彼女を巡る人々との駆け引きがポイントです。この村長の娘はちゃくちゃくと影響力を強めていますが、ウルザ姉がおとなしい(当社比)のも気になるところです。
この話、ヒラク村長視点ではほぼスローライフなんだけれど、周囲が村長に迷惑をかけないよう忖度して動き回っているだけなので、台風の目のようなものです。中心は穏やかなのだ。
毎回章ごとに語られている内容に応じて地図が掲載されているし、人物紹介もしっかり載っているのだけれど、そろそろ家系図が欲しいですね。
【異世界のんびり農家17】【内藤騎之介】【やすも】【エンターブレイン】【スローライフ農業ファンタジー】【不可能な開催を実行する委員会】
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