昔、『月刊OUT』という雑誌があって、創刊の頃はポップカルチャーとかロック音楽とかSFとかなんでもかんでも記事にしていて、やがてアニメ記事が増え始めて『月刊アウト』となり、今はもうない……。
その最初期に連載していたのが、板橋しゅうほうによるアメコミ調SFコミック『ペイルココーン』。
太陽系をパトロール中の国際防衛機構のアメリカ軍機が異星人の宇宙船と交戦。敵に対して4発の核ミサイルを叩き込むが自機も大破した。火野が指揮する大阪支局のパトロール機が救助に向かったが、異星人の巨大宇宙船はいまだ健在だった。
火野はかろうじて助け出したクリフォード大佐らと共に脱出を試みるが、異星人の船内で暴れ回っていた怪獣ジアーラが火野機の前に出現。時空変異に巻き込まれてしまう……。
人気最低で、打ち切られるならと開き直って、「ヤマト」だ「ライディーン」だ「鋼鉄ジーグ」だ「エイトマン」だと、一転ギャグにしたところ人気爆発。タイムスリップするわ、スターリング少年とラスカル小僧は出てくるわ、異星人ガーホンはクレオパトラとデートするわとなんでもありに。そしてOUT別冊の『ランデヴー』に出張したり、『アニメック』で番外編を連載したりと、あっちこっちでやり放題やった果てに東京三世社でのコミック化の際に大幅描き直しして無理矢理に元々の路線で集約。『幼年期の終り』と『デビルマン』を足して割ったようなクライマックスには唖然とするばかりでした。そう。地球は蒼ざめた繭だったのです。(2009/05/22)
コミックにまとまったところで読み返してみても連載中のような興奮は無し。
やはり、これは「なにが起きるか解らない」という雑誌連載でのライブ感覚あっての面白さ。たぶん「CDで聴くのと同じ曲なんだからどうしてわざわざライブやコンサートに行くの?」とアーティストやアイドルのコンサートに積極的に行く人に訊ねたときと同じ答のような気がします。(2009/06/19)
【ペイルココーン】【板橋しゅうほう】【タイムトラベル】【人類の覚醒】【アメコミ】【繭】【パロディ】【アトランティス】【タイムリサちゃん】
その最初期に連載していたのが、板橋しゅうほうによるアメコミ調SFコミック『ペイルココーン』。
太陽系をパトロール中の国際防衛機構のアメリカ軍機が異星人の宇宙船と交戦。敵に対して4発の核ミサイルを叩き込むが自機も大破した。火野が指揮する大阪支局のパトロール機が救助に向かったが、異星人の巨大宇宙船はいまだ健在だった。
火野はかろうじて助け出したクリフォード大佐らと共に脱出を試みるが、異星人の船内で暴れ回っていた怪獣ジアーラが火野機の前に出現。時空変異に巻き込まれてしまう……。
人気最低で、打ち切られるならと開き直って、「ヤマト」だ「ライディーン」だ「鋼鉄ジーグ」だ「エイトマン」だと、一転ギャグにしたところ人気爆発。タイムスリップするわ、スターリング少年とラスカル小僧は出てくるわ、異星人ガーホンはクレオパトラとデートするわとなんでもありに。そしてOUT別冊の『ランデヴー』に出張したり、『アニメック』で番外編を連載したりと、あっちこっちでやり放題やった果てに東京三世社でのコミック化の際に大幅描き直しして無理矢理に元々の路線で集約。『幼年期の終り』と『デビルマン』を足して割ったようなクライマックスには唖然とするばかりでした。そう。地球は蒼ざめた繭だったのです。(2009/05/22)
コミックにまとまったところで読み返してみても連載中のような興奮は無し。
やはり、これは「なにが起きるか解らない」という雑誌連載でのライブ感覚あっての面白さ。たぶん「CDで聴くのと同じ曲なんだからどうしてわざわざライブやコンサートに行くの?」とアーティストやアイドルのコンサートに積極的に行く人に訊ねたときと同じ答のような気がします。(2009/06/19)
【ペイルココーン】【板橋しゅうほう】【タイムトラベル】【人類の覚醒】【アメコミ】【繭】【パロディ】【アトランティス】【タイムリサちゃん】
たどり着きました
いやぁ~月刊OUT懐かしいです。
どっかにペイルココーンの単行本無いかなぁ・・・
ただ、『ペイルココーン』の面白さは、あの次に何が起こるかわからないライブ感にあったような気がします。単行本で読むと、なんとなくまとまってしまった気がして物足りないのです。