「王女殿下はお怒りのようです １」 八ツ橋皓

「この世界の魔術レベル低すぎっっっっ!!!」

　戦乱の世に最強の魔術師と謳われた王女レティシエルだったが、隣国の侵攻によって家族と伴侶を失い、自らも魔術の力を敵国に奪われないために自死したのだが……、気がつけば別人として転生していた。
　聞いたこともない王国の令嬢ドロッセルとしての生を歩み始め、ルクレツィア学園へと通い始めるレティシェルだったが、この世界の贅沢さに呆れ、なにより魔術レベルの低さにブチ切れた……。

　当時でも世界最強だった魔術師が、生活は豊かになったものの魔術の技術水準が大きく低下した1000年後の社会にブチ切れ、自分の能力を評価できない家族や婚約者を無視することにして好き勝手に趣味に突っ走る魔術譚。
　書籍化案内に２巻が紹介されていて、ウェブ版を読んだら面白かったのでまずは１巻から。
　転生したり眠りから覚めたら時代が変わっていて技術低下が著しくて主人公がブチ切れたり頭を抱える話は他にもありますが、この話はレティシェルことドロッセルが趣味に没頭して周囲のことなどどうでもいいオタク気質的なスタンスが特徴かもしれません。

【王女殿下はお怒りのようです １】【転生王女と古の力】【八ツ橋皓】【凪白みと】【オーバーラップ文庫】【常識外れな王女殿下が我が道を突き進む最強魔術譚】【見知らぬ天井】【無能令嬢】【小説家になろう】