秋の穏やかな日、午前中の仕事を終え、午後は登戸研究所資料館へ。
正式には「明治大学平和教育登戸研究所資料館」。明治大学敷地内の端のほうにある。
旧陸軍の秘密研究所だったところ。
戦争には必ず付随する「秘密戦」(防諜、諜報、謀略、宣伝)を担っていた研究所で戦争の
隠された暗部、ともいえる。当時の資料は終戦とともにほとんどが処分されたがわずかに
残っているものと、当時かかわっていた人が重い口を開いて語った記憶をもとに再現した
ものなど貴重な資料が並ぶ。細菌兵器、風船爆弾、偽札、などなど、いろんなことを研究し、
つくっていたようだ。
当時、建物は何棟もあったがすべて木造、唯一鉄筋コンクリートだったのがこの資料館にな
っている建物。外観は塗りなおしてモダンな感じ。(写真は正面入り口ではなく横から撮ったも
の 36号棟の文字は当時のまま)
木造の建物もあと2つ残っていますが、大きな建物が蔦に覆われこんな感じ、
時の流れを感じます。