たくさんの名言を残している松下幸之助ですが、私はこの言葉が一番のお気に入りです。
楽観よし悲観よし。
悲観の中にも道があり、
楽観の中にも道がある。
・・・という言葉です。誰でも仕事で上手く行かないことがあると悲観的になりますし、予想外に上手く行くと楽観的になります。そんな時、「どちらにしても道がある」と言うのです。なんとなく救われます。
今日はある企業に「中堅社員研修」の提案を行いました。
入社して何年か経つと仕事にも慣れてきますし、社内の人脈もそろそろ出来てきます。
ある人は「このまま流していけば、この先も何とかなりそうだ」と楽観的に考えます。また別の人は「このままでいいのだろうか、先が心配だ」と悲観的に考えます。
このように、同期で入社しても「楽観」と「悲観」に分かれてくるのが中堅層の特徴です。
私たちの行う研修では、どちらの考え方にも「道がある」ことを示すようにしています。
楽観的に仕事に取り組めば周囲が助けてくれるでしょう。悲観的に仕事に取り組めば慎重さが身に付きます。もちろん、過ぎたるは及ばざるが如しですが。
さて、次の言葉もまた松下翁の言葉です。
逆境もよし、順境もよし。
要はその与えられた境遇を
素直に生き抜くことである。
(人材育成社)