パールライスのつれづれなるままに

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生誕130周年記念 奥村土牛 at 山種美術館

2019年02月27日 | アート・文化
日本画家でありながら、後期印象派、特にセザンヌの影響(直線で構成された絵、矩形・少ない色数で彩色)を受けています。
 

薄い色を何度も重ねて彩色する技法は、ダ・ヴィンチのスフマート。透明度と深みが増します。
モナ・リザの描き方ですね。


人物画は、安田靫彦、小倉遊亀に似ているかな?
 

とは言え、この人ならではのオリジナティが存分に感じられます。
対象を真摯に受け止め、誠実に描こうとする様は、素人の私にも伝わります。
雅号の「土牛」の様にその姿勢はスローテンポでありながら、100歳を越えてまでも続き、かつ最後まで技法の革新に努めるその様は、見た人に感動を与える事でしょう。

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