京田辺市「個別指導塾 時習館」代表の日記

信じること

最近、ちょっとしたことですが、心に残った出来事がありました。

◎4/23(木)
新入塾の中1Yくんの初授業。しかし、シャーペンを持つ手がちょっと
ユニークすぎました。最初から指摘されると気が重いかもしれないと
思いましたが、こういうことを直すには最初が一番効果が大きいこと、
また、すでに兄弟が入塾しており塾を非常に信頼していただいている
ご家庭であることを含めて考えたところ(といっても、これが頭の中を
グルグル回ったのは1秒間ぐらいですが)、最初からきっちり指導して
いこうと判断しました。
そうすると、最初に注意したあとは最後まで二度と元の持ち方に戻る
ことはありませんでした。授業中の手の動きを見ていると、指に力が
入っていることが見てとれました。何も考えず元に戻ったのではなく、
途中で何度も意識しながら持ち方を直したように見えました。
持ち方は注意されても元に戻るケースが多いですが、言われたことを
素直に信じて意識し実行し続けることができました。素晴らしい!
この日は英語でしたが次回の数学は講師が違うので、こちらも情報を
きっちり連携しておきます。

◎4/24(金)
4月から卒塾生となったばかりの高1Aちゃんが、スタディサポートの
結果を持ってきてくれました。合格祝いのときに、軽く声をかけだけ
だったのですが覚えていてくれたようです。たったそれだけのことと
いえばそうですし、本人は特別意識しての行動ではなかったでしょう
けど、きちんと約束したり強制されたりしていなくても実行するのは
信頼関係があるということだと思います。
また、高校ではこれまで縁のなかったバレーボール部に入ったと聞き
驚きましたが、勉強だけではなくバレーボールで悩むことがあれば、
ぜひ相談してもらえればと思います。

このような些細な出来事ですが、少し思うところがありました。
塾はお金を払ってサービスを受けるところであり、費用は指導時間に
応じていただいています。だから、規定通りの時間を指導することで、
最低限の責任を果たしたことになります。ただ、物を買うのとは違い
ますから、そこには人間関係や信頼関係が発生します。そして、信頼
関係が強いほど指導の効果は大きくなります。
ただ、人を信じるということは簡単なことではありません。何もかも
信じていては生きていけないという面もありますから。しかし、生徒
たちには人を信じる勇気を持ってもらいたいと思います。長く生きて
いると人を信じて傷つくこともあるでしょうが、世の中悪い人ばかり
ではありません。
そのためにも、時習館が信じるに値するような塾であること、そして、
信じてよかったという経験をするところでなければと思います。引き
続き指導について常に自問自答しながら、また、生徒の可能性を信じ
つつけて指導を続けたいと思います。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「生徒たち」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事