自燈明・法燈明の考察

池田氏の「学会葬」をやるそうです

写真はプレジデントオンラインから引用

池田大作氏死去で宗教界に禁断メスが入る可能性…連立解消論浮上の自公"崩壊ドミノ"で彼らが最も恐れること
プレジデントオンライン記事

 さて、先日の記事では創価学会の池田大作氏の死去に伴い、私の思った処について記事にさせて頂きました。でもまあそれ以降、岸田総理が弔問に駆けつけて物議を醸しだしたり、一方の創価学会では「世界から称賛された大指導者」としての池田氏の死去に際して、世界中から弔意が来ている事を聖教新聞で報じたりしています。

 私個人の願いとしては、この池田氏の死去によって、創価学会の内部情報が少しでも開示される事。またそれら情報によって幾許かの会員諸氏が創価学会の問題点に正面から向き合い、組織から距離を置けるのであれば置けるようになってもらい、脱会するなら速やかに脱会して、創価学会の呪縛から離れて欲しいという事です。

 もうご高齢の六十歳以上の高齢会員や活動家達には、無理に真実を理解して欲しいとは思いません。何故なら高齢者の特に活動家幹部に対しては、彼らが人生の大半を捧げて来た創価学会という「虚像の組織」に疑問を持つという事は、彼ら人生の否定を自分自身でしなければならず、それは大きな精神的な負担になってしまうからです。

 私は四十代前半にそれを経験しましたが、それはとても大きな精神的な苦痛と負担を抱え込む事にもなりますので、高齢者にとっては、静かに放置しておくべきだと以前から考えています。

 しかし四十代から前の世代には、池田氏の死去による様々な情報から、より客観的な現実というのを理解して欲しいし、そういう意味でも今後、創価学会や公明党に関しては様々な情報が詳らかに出てくる事を少しでも期待したい所です。

 でもまあ、公明党が自公政権という枠組みの中にいる間は、結局のところ「与党案件」という扱いになるので、そこは国民の中にもしっかりと情報が詳らかになる様に、関心が高まり継続するかが重要なんですけどね。

 創価学会では本日からこの週末にかけて、全国にある創価学会の各会館において「学会葬」とも呼ばれている様な、池田氏の過去の実績などを紹介するビデオ上映会が行われる様で、会員に対して「在りし日の池田先生のお姿」を上映し、そこに会員を大結集して、会員に対してより「世界的に偉大なる指導者、池田大作」という「虚像」の刷り込みを行う様な事を行っています。

 私が思うに、創価学会が現実に置かれている状況は、単に過去に対する「感傷的な思い出」に浸る事ではなく、現実に組織内に出て来ている問題に対して、真正面から向き合う事だと思いますよ。

 ・若手会員の急激な現象
 ・従来の活動家の組織離脱の増加
 ・そもそも宗教団体の根本でありながら放置されている教義的な問題
 ・代々職員の跋扈、職員内の閨閥主義 etc...

 あげたらきりありませんが、今の原田執行部体制では、創価学会組織の「逃げ切り戦略」しか考えていない様です。逃げ切りとは何かと言えば、いま六十代後半から七十代になっている執行部が生きている間、創価学会がビジネス組織として会員を「商流・顧客」とみなして利用できれば良いと言う事。あと代々職員などに代表される創価学会で「ご飯を食べる人達」が、とりあえず生きている間、なに不自由ない生活が出来るような資産確保だけを考える。

 そんなところなんでしょ。私はこの「学会葬」の動きを見ていて、そんな事を感じた次第です。

 


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