自燈明・法燈明の考察

新型コロナウィルス雑感と今後の社会

 新型コロナウィルスの流行のため、今週から原則テレワークに移行しました。このテレワークというのは、自宅でインターネット回線を使い仕事をする訳ですが、やってみて気付いたのは、朝、PCを立ち上げてから、メールへの返信や書類の作成、情報の整理などをしているうち、気が付いたら夕方になってしまっています。つまり一日中、ひたすらPCの前に座りっぱなしなんですね。
 以前であれば、通勤の途中にブログの更新などをしていたのですが、一日中、PCの前に座っていると、どうも仕事が終わってからブログの更新する気力もなく、ここ数日放置状態となっていました。

 果たしてこの騒動、いつまで続くのでしょうか。。。


 さて、この新コロナウィルス(COVID-19)の流行は、果たしていつまで続くのでしょうか。
 このコロナウィルスに関連して、日本国内では様々な事が起きています。工場生産の縮小や停止、外食産業の集客数の低下、また外国から日本が「渡航禁止」になる事で観光業界にも大きなダメージが出始めています。また安倍総理が行った休校措置による事でも様々な影響が発生しています。
 今の人類社会では、基盤は「経済」です。この経済にジワジワと様々なダメージが出始めている状況ですが、果たしてこの先の日本や世界はどうなっていくのでしょうか。

 ツィッターでも少し呟いた事ですが、今から十数年前に世界食糧計画(WFP)では、今の人類の食生活では、この地球上の農耕地や牧草地、畜産資源や真水の量などを勘案すると、この地球上には80憶人生きる事が限界だと発表していました。

 これは今から十数年前の事なので、現在ではそれよりも食糧生産能力が上がっていませんし、恐らく近年の天候不順などを勘案すると、下がっている傾向にあるやもしれません。一方、2019年に世界人口は77憶1500慢人と言われています。

 この状況では、いよいよ世界は食糧的にも危機的な状況に突入直前に思えます。

 日本の食料自給率は2018年では37%(カロリーベース)、不足分を日本は外国から購入している訳ですが、もし景気が悪化した場合、日本の食糧事情はどうなってしまうのでしょう。そういう事などを考えた時、私はいまの新コロナウィルス流行による景気悪化というのには、少し懸念を感じているのです。

 安倍総理は今回の新コロナウィルス騒動に関連して「非常事態宣言」をしたいと言っているそうですが、現行法の中で初動もうまく取れない内閣が、果たしてあらたん法律を成立したとしても、上手く国を動かせる様に思えません。それこそ日蓮が過去に語ってましたが「一丈の堀をこえぬもの十丈二十丈の堀をこうべきか」という様に、現状まともに動かせないものが、その先に新たな行動を起こせるわけがないのです。

 今の日本に不足しているのは、一言で言えば「危機管理」です。
 危機管理が出来ないというのは。危機という事の本質を理解できていないという事であり、それは今の政治家全てに言える様に思えてなりません。そして危機を理解するという事は、その危機を受けている存在、今回の場合、日本の社会であり広く言えば日本という国家でもあります。

 つまり政治家が国家という事を理解していない事から、今回の様な危機管理の未熟さを露呈しているのではありませんか?

 そしてこの様な政治家を輩出しているという事、これはつまり日本国民にも、その事が向かう訳で、日本という国の国民が、国家という事を理解していないという事に帰着するのではないでしょうか。

 今回の新コロナウィルスの騒動は世界的な事です。
 この流行はいずれは終息していくのでしょうが、その先の世界はどの様になっているのか、そしてその世界の中で、日本はどの様に振舞う事が出来るのか。

 そんな事を、つらつらと日々考えていたりします。


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