台風10号が沖縄・九州地方を巻き込み朝鮮半島の方に抜けていきましたが、様々な被害が発生しているようです。被災された方々の無事をお祈りいたします。
これから秋本番の季節となり、台風は今後、関西から東海、そして関東方面にも来ることが予想されますので、いつでも備えが出来るように、意識をしておきたいですね。
今回は「聖教新聞」の事について、少し記事にしてみたいと思います。
私の嫁は「正配」をしています。簡単に言えば正規の聖教新聞配達員という事です。ただし仕事もしていますので、「代配」の人達と協力しながら、日々の聖教新聞の配達に取り組んでいます。
私個人として、本音を言えばやって欲しくはなかったのですが、嫁の母親も三十年以上に渡り、正配をしていたという事もあり、「無冠の友」という事で、本人は至って使命感を高く持ち、出勤前に早朝に家を出ては、週の大半、配達しています。
ネットではかなり前から言われている事ですが、私の地元組織も御多聞にもれず、若い世代(ここでいう若い世代とは三十代から四十代)の人材が枯渇して久しい状況です。今から二十年以上前であれば、若い婦人部や壮年部等も多くいましたが、ここ十年ほどは高齢化が進み、若い人材というのが出てきていません。
男子部に至っても、本部長が座談会にきて御書講義をしたり(昔は地区リーダーでした)、女子部については「絶滅危惧種」の様に、地区にはいない状況が続いています。
そんな中で最近、ある代配の人が持病もあり、そんな中で仕事もしているが、体調も悪くなりはじめているので、そろそろ交代したいという要望が上がっていて、その代わりを誰がやるのか、少し地区の中でもめている様です。
私は絶対にやりませんし、そもそも声掛けすらありません。何故ならすでに組織をハブされて久しい事ですから。
後輩の支部長は平日は仕事があるから、土日のどちらかは対応可能と言っており、地元区幹部の奥様(副婦人部長)は、ご主人の区幹部もそうですが「自分たちの仕事が忙しいので無理!」と拒否している状況です。
そのほか、七十代のご婦人などは言ってくれれば代わりますよと言っているそうですが、そのご婦人も過去に三十年以上やっていた方なので、なるべくお願いはしたくない。そんな事で嫁が結構悩んでいます。嫁がもらっているのは、僅かな手間賃でしかないのに、こんな悩むとは。。。
この組織状況、私が十年以上前に想定していた通りの状況になっています。
私が壮年部に移行して間もないころ、多部数購読や自民党支援に異論を唱え、結果として「じゃあ、(お前は)いらね!」と組織を外されました。ただし私が見た組織、これは当時担当していた組織もそうですが、地元組織についても、後継を担う人材が枯渇を始めている事が見えていました。
私が外された事を耳にして、男子部当時の先輩で県長(職員幹部)になっていた人が、私の家を訪ねてきました。恐らく「激励」という事で活動の督促に来たのかと思います。その時、私は人材枯渇が見え始めている組織の実情を指摘し、この組織状況のなか、これからの新聞配達や会館運営、そして守る会も含めて、県としてどう対処するのか。
まさか爺さんばあさんに無理を強いて、現状のまま進めるなんて事はないよね?
少なくとも私の嫁は直撃を受けるだろうから、県長としての見解を聞かせろと詰め寄りました。
まさか自分の担当している組織の十年後、二十年後の事は考えていないという事はないよな?こういった組織の高齢化、人材枯渇の状況について、今からどの様な対策を考えるのか!リーダーであれば当然、考えているんだよね、と問い詰めました。
「斎藤!わかった!一週間後に答えを持ってくるから」
恐らく「なぜ活動やらないんだ!」と詰め寄るつもりだったのでしょうが、逆に私が上記の事を強く詰め寄ると、その姿勢を見て、その様に答えて帰っていきました。
そして一週間後に県長は自宅を再度訪問してきました、律儀な人です。
「先週に答えを持ってくると言ってましたが、どうなんですかね?」
私が聞くと、先輩である県長は答えました。
「斎藤、俺はこの一週間考えたんだけど、やっぱり池田先生は大事なんだよ!」
「はぁ??(; ・`д・´)」
正直、こんな感じでした。
聞く処によれば、そういった組織の未来の事については、池田先生はしっかりとお考えになっている事だし、今の私達はその池田先生を信じて、何も心配する事なく、しっかりと日々の戦いを進める事が大事なんだ、という事が結論だったというのです。
何者なんだ?この輩は・・・。
会合では壇上でふんぞり返り、何かがあれば「池田先生、池田先生」と言い、何があっても自信満々に指導している人間が、実際のところ、何も自分の組織の事を考えても居ない。わかっていたけど、このレベルで数千人の会員を「指導」するリーダーだというのだから、あきれ果ててしまいました。
この事については、支部幹部をしている後輩にも聞きました。県長とは何を考えているのかという事。すると後輩は答えました。
「斎藤さんも意地が悪いですね。県長と言っても,所詮は下っ端じゃないですか。意見を総県や総総県に挙げたところで、撃沈して終わりですよ。」
確かに私はその現実を理解しています。自分も男子部で県幹部をしていましたので。しかしこれからの時代、現場から声を上にあげるという事が大事ではないかと思い、恣意的に県長には詰め寄ったのです。しかしそれは所詮、無駄な事であったという事ですね。
過去に池田会長は言いました。
「下意上達なんだ!下から意見を言って、上を動かすんだ!」
でも実際の創価学会の組織では、壮年部においても県長は所詮、下っ端。信濃町に現場の声が上がる事なんてありません。しかも職員幹部であれば、なおさら上に意見なんて言えないのでしょう。末端組織がどのように悩みがあろうと、それは現場で解決しろ!これが創価学会の基本スタンスです。
新聞配達に関しては、一部の地方組織では、委託契約で他の新聞販売店に聖教新聞を配達させている状況もあるようですが、首都圏を含め、大都市圏ではいまだその様な動きは見られません。
会館を見ても、最近になり会合を再開しているのか、駐車場の役員が立っていますが、自分と同じ五十代のメンバーか、それ以上の白髪交じりの壮年部が、暗くなった時間に赤棒ふってやっていたりします。
聖教新聞販売店の店主などは、私の後輩ですが、駅前の一等地に三階建ての戸建てを新築し、羽振り良い生活に見えますが、その店主は私の嫁が悩んでいる状況は理解すらしていません。おそらくこの状況は区内の至る処にあるのですが、興味もないのでしょう。何故なら「現場解決」が創価学会の方針であり、店主といえども「現場で何とかするんだろう」。そんな感覚しか持ち合わせていないと思います。
結果として「真面目な人が真面目に悩み、すべてをしょい込んで進む」。
これが創価学会という組織なんですよね。。。
公明党の言う「3000のネットワーク」とやらも、同じ事なんでしょう。本当に創価学会というのは、冴えない組織でしかありませんね。