2024年、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。とは言いながら本日は1月4日、私も仕事が始まりました。
さて本年は干支で「甲辰(きのえたつ」です。辰には、振・伸・震と相通じる意味があるそうです。これは非常に騒がしい動揺があるなか、活気が生まれて草木が伸びるものの、もう1つ実りがない。まかり間違えば、思いがけない変動や災禍(地震など)を生ずる。「理想に向かって辛抱強く、かつ慎重に、いろいろな抵抗や妨害と闘いながら歩みを進めていく」という意味があるといわれています。
さて、本年は年明け早々に「能登半島地震」が起き、能登半島への支援の為に羽田空港を離陸しようとした海上保安庁の航空機と日本航空の旅客機が接触事故を起こし、海上保安庁の航空機の機長以外が亡くなると言う、痛ましい事がこの1日から2日にかけて発生しました。これは当に「もう1つ実りがない。まかり間違えば、思いがけない変動や災禍(地震など)を生ずる。」という事に合致している様に思えます。
本年は始まりから波乱万丈の一年になりそうな予感がしますが、こういった悲劇を受け止め、辛抱強く生きて行かなければならない一年になるのかもしれません。
昨年末から私は「四教の因果と本門の因果」について思索を進めて居ます。
考えてみれば私も五十代の後半に入り、両親を亡くし、若い頃の様々な無理も祟ってか、体にも幾つか不調を抱えてしまっています。一昨年前には入院・手術も行い、月1回の通院も続けて居ます。こうなると嫌が上にも人生その物への思索がいやが上にも深まって行くものです。日蓮は「又このやまひは仏の御はからひかそのゆへは浄名経涅槃経には病ある人仏になるべきよしとかれて候、病によりて道心はをこり候なり」(妙心尼御前御返事)と述べていましたが、この年齢になってこの言葉の意義を身を持って理解できたと言う感じがします。
この事については、ホームページの方に今後アップしたいと思いますので、参照して頂ければ幸いです。
この1月2日に、私は嫁に連れられて創価学会の「新年勤行会」に参加してきました。
「世界青年学会 開幕の年」とスローガンを掲げていましたが、参加者数は往年の1/3ほどで、内容も幹部のご託宣とVODの上映という、実にお粗末な内容でした。
私が若い頃を捧げた宗教団体もいよいよ黄昏時に入った事は、実に残念な事ですが、私がこの人生で得たい事は、この創価学会とは別なものなので、本年もより自分自身、精進していきたいと思っています。
という事で、本年もよろしくお願いします。