今日の関東地方は酷暑がぶり返している様な陽気です。私は今日も自宅の自室にこもり、エアコンをガンガンにかけながらテレワークに勤しんでいます。
先日、台風9号が沖縄・九州方面をかすめていきましたが、今度は台風10号が猛烈な勢力に発達し、沖縄・九州方面に向かっている様です。この週末から来週初めにかけて、日本に最接近するという事ですが、進路にあたる地域の無事を祈らずにはいられません。
最近のニュースを見ると、熱中症で病院に運び込まれ、死亡する人が増加しているともいわれていて、その人数は新型コロナウィルスの患者数を超える人数とも言われています。熱中症で搬送される人の多くは高齢者で、エアコンをつけない状態で自宅で熱中症になっていたと聞きました。
今の日本の夏の暑さは、エアコンという機器無しには乗り越えられない状況という事なのでしょうか。
私には一つの情景の記憶があります。
小学生時代の夏のある午後、外に遊びに行くと空には巨大な真っ白な入道雲があり、暑いながらも外て友達と一生懸命遊んでいたという記憶です。確か記憶では気温は28度程度、街中では老人が軒下の日陰などで団扇で仰ぎながら過ごしているという景色です。
今の時代、気温は30度を超えるのが当たり前、しかも日陰であろうと容赦なく襲う熱気に、エアコンのある場所に避難しないと危険な状況となっています。またそればかりではなく、日本近海の海水温度も27度を超える海域が広範囲にあり、その海水温によって日本に接近する台風も以前とは違い、とても狂暴な感じに発達する傾向があります。
たかだか三十年から四十年程度で、これだけ気候が変化しているという事に、私は危惧を感じてしまいます。
今から半世紀近く前、1977年にイギリスのBBCで「オルタナティブ3(第三の選択)」という番組が放映されました。「サイエンス・リポート」という名前の番組内で放映されたもので、放映日のキャプションが4月1日であった事から、その内容も衝撃的ものでしたが「エイプリルフールの番組だろう」と言われています。
米ソ S.S.P ドキュメント - 第三の選択 / サイエンス・レポート (1977)
この第三の選択というのは、地球の環境破壊や異常気象に伴い、アメリカのハンツビルに科学者が集まって会議を行ったところ、この先、地球温暖化等の環境変化で人類は地球上に生存できなくなるという結論が出されたといい、そこで三種類の選択肢が検討されたという事から始まります。
第一の選択:温室効果をもたらすガスを、成層圏で核爆弾を
使用して穴をあけ、宇宙に逃す事で温暖化を解消する
第二の選択:地下都市を建設し、選ばれた人類や動物、植物
などを地下都市に避難させ、種の存続を図る
第三の選択:選ばれた人類を火星に移住させて、種の存続を
図る
このうち第一の選択は放射線被爆を広範囲にもたらし、地球の環境を大きく破壊する事から却下、第二の選択についても現実的ではないと却下され、最終的に人類の一部を火星に移住させるという案が採択されたと言います。そしてその結論を受け、アメリカやソ連(現ロシア)の共同事業により、この火星移住計画を推進するというものでした。
サイエンスリポートとしてBBCが取り上げたのは、イギリスやアメリカの先端科学者が次々と行方不明になっているという事から、その調査を行うという事で、それをドキュメンタリー番組として制作したと言われています。
その調査の中で行方不明の科学者達は、第三の選択で働くために行方不明になっていたという事、また「一括託送貨物」として多くの人が誘拐され、その移住計画に強制的に従事させられているという事が判明したと言います。
そして番組最後の方では、行方不明の科学者の親族がビデオテープを持っていたのですが、それを再生するには「ジューク・ボックス」という装置が必要と言われていました。そしてそのジューク・ボックスが取材の過程で入手できた事から、そのビデオテープを再生。その映像の中では赤い大地と英語とロシア語による会話が収録され、どうやら火星に着陸したという映像らしいという事で終わっていました。ちなみにその映像は1960年代後半の映像というモノでした。
さて、この番組の真意はわかりません。
以前からこの番組の真偽については様々な憶測や議論が飛び交っていました。しかし現代にいたるまで結論は出ていません。
何故この事を今回書いたかと言えば、昨今の地球環境の変化は、やもすると人類の存続に関するレベルまで来ているのではないかという、とても個人的な感じを私が持っていて、そういえば私が小学生の頃に、こんな番組をやっていたという事を覚えていたからです。
この地球温暖化ですが、炭酸ガスが原因と言われていますが、その一方では2030年代には極小氷河期が訪れる前触れとも言われています。この氷河期の予想にしても、けして荒唐無稽な事ではなく、太陽の黒点数が近年になり急激に減少、これは太陽活動の低下を意味すると言われています。太陽活動が低下すれば、当然、地球の気候は寒冷化の方向へと進むでしょう。
またイヌイットの長老が、近年の太陽活動が異常だと感じ、NASAに報告しているというニュースもありました。
ここで言われているのはポールシフトですが、近年の観測で地球の地極点が、過去にないほど大きな移動をしているという事が判明しています。
こうった事を観るたびに、今の地球には何が起こっているのがとても気になりますし、そういった地球の環境が変動期に入っているのであれば、各国政府、特にアメリカ政府などは、実は何かを掴んでいるのではないかという、私の中にある「陰謀論脳」が大きく刺激をされてしまうのです。
とはいえ、この様な事を考えたとしても、一介のサラリーマン崩れの私には、何もできる事は無いんですけどね。
ただ思う事は、恐らく私の両親世代も経験した事の無い、変動期の始まりを私の世代は目にするかもしれませんし、そういった事は、少し覚悟しながら生きていく必要が、これからの時代、あるのかもしれませんね。