カブールで自爆テロ、少なくとも80人が死亡、231人が負傷 (動画)
2016年07月23日 20:43 SPUTNIK
カブールで自爆テロがあり、少なくとも80人が死亡、231人が負傷した。アフガニスタン保健省が伝えた。
先にテレビチャンネル「トロ」は、爆発は送電線建設プロジェクトに反対するデモの最中にデフマザン地区で発生した、と報じた。
当局は自爆による爆発としている。犯人は少なくとも3人おり、他の1人は装置が作動せず、もう1人は治安機関に殺害されたという。
ダーイシュ(IS)が爆発について犯行声明を出した。
朝日新聞から 2016年7月24日00時58分
アフガニスタン内務省によると、首都カブールで23日、同国では少数派のイスラム教シーア派のハザラ人によるデモの会場で2人が相
次いで自爆テロを起こし、参加者や警察官ら少なくとも80人が死亡し、230人以上が負傷した。
過激派組織「イスラム国」(IS)の支部を名乗るグループが「シーア派を狙った」と犯行声明を出した。
ロイター通信によると、IS系の通信社とされる「アマク」もISによる犯行として報じた。
ISはシーア派を敵視している。アフガンでは東部の辺境地域にIS支部を名乗るグループが結集しているが、首都で大規模テロを起
こした例は確認されていない。
これまでテロを繰り返してきた反政府勢力タリバーンは今回の爆発への関与を否定し、非難する声明を出した。
ハザラ人は人口の1割程度を占める第3の民族で、ほとんどがシーア派に属する。
政府が進める中央アジアからの送電線の建設計画で、ハザラ人が多く住むアフガン中部バーミヤン州が予定ルートから外されたこと
に抗議し、同日朝から数千人が首都南部の主要交差点を占拠していた。(イスラマバード)