お酒を飲みながら甘いものを食べてはいけない理由 医師が語る
コニャックとチョコレートはよい組み合わせなのか?いいや、そうではない。ロシア保健省の
ナルコロジーの主任専門家エフゲーニー・ブリュン氏によると、甘いものとアルコールの
組み合わせは膵臓を2倍の強さで「殺す」という。
ブリュン氏によると、砂糖はアルコールよりもエネルギー的に価値があるため、体はまず砂糖を
処理した後でアルコールを処理する。そのためアルコールの分解生成物が体内により長くとどまり、
急性アルコール中毒の兆候がより強くなる。
またケーキあるいはチョコレートとアルコールの組み合わせは、甘いものとアルコールの両方を
処理しなければならないため、膵臓に大きな負荷がかかる。
ブリュン氏は「胃から出た後、アルコールの半分は肝臓に入り、残りの半分は膵臓に入る」と語っている。
ブリュン氏によると、肝臓はアルコールを無害化できるが、膵臓にはそのようなメカニズムはないという。
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世界で1番お酒を飲んでいる国は?
国民1人あたりのアルコール摂取量を調べた経済協力開発機構の調査で、世界で最も多くお酒を
飲んでいる国はリトアニアであることが明らかになった。調査結果はHealth at a Glanceの
11月版の発表で示されている。
経済協力開発機構の調査によるとリトアニア国民1人あたりのアルコール摂取量は年間で12.3リットル。
2位はオーストリアの11.8リットル、3位はフランスで11.7リットル、4位がチェコの11.6リットル、
5位はルクセンブルクの11.3リットルだった。
6位は1位と同じくバルト三国のラトビアとアイルランドの11.2リットルが占めた。何かとウォッカと
連想されるロシアは11.1リットルでハンガリーとともに7位に、8位にはドイツの10.8リットル、
9位はポルトガルの10.7リットル、10位はポーランドの10.6リットルが占めている。
今回の調べで世界で最もアルコールを飲まない国はインドネシアであることが明らかになった。
インドネシアの平均摂取量は年間わずかコップ1杯ほどの0.3リットル。これにトルコの1.4リットル、
イスラエルの2.6リットル、インドの3リットル、コスタリカの3.8リットルが続いている。
日本は7.2リットル、31位でイタリアとスウェーデンの間に挟まれた。