米ツイッター、イラン関与疑いのアカウント4779件削除
2019年06月14日 8時33分 REUTERS
[13日 ロイター] - 米短文投稿サイトのツイッター<TWTR.N>は13日、イラン政府が関与した
疑いのある組織的活動に関連しているアカウント4779件を削除したと発表した。
削除されたアカウントはアーカイブ機能でデータを保管し、過去の投稿のダウンロードを可能にした。
また、ロシア政府に近い組織インターネット・リサーチ・エージェンシー(IRA)に関連している
アカウント4件も削除し、アーカイブ機能に追加。ロシア疑惑捜査を指揮したモラー米特別検察官は
IRAが2016年米大統領選への干渉を試みたと報告している。
このほか、スペイン・カタルーニャ独立運動に関連するアカウント130件とベネズエラに関連して
情報操作を行った疑いがある33件も削除し、アーカイブ機能に追加した。
ツイッターは昨年10月に、アーカイブ機能を通じて保管している外国政府の情報工作に関する
データの公表を開始。情報の透明性を高め、ツイッターを利用した情報操作を阻止する狙いがある。
同社はブログで「全世界の何千人もの研究者が独自調査を実施し、考察・分析結果を世界と共有
するため、アーカイブ機能で保管しているデータセットを既にダウンロードした」と説明。
データセットには3000万件以上のツイートが含まれているという。