米上院「チベット相互入国法」を可決、大統領署名で成立
2018年12月20日 16時00分 THE EPOCH TIMES
2018年3月1日、青海省黄南チベット族自治州にある隆務寺の僧侶
トランプ米大統領は19日、「チベット相互入国法」に署名し、法案が成立した。同法案は、中国当局が
米政府高官やジャーナリストのチベット立ち入りを制限した場合、関与した中国当局者の米への入国禁止を
定めた。米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は20日伝えた。
法案は今年4月、ジェームス・マガバーン下院議員(民主)とランディー・ハルグレン下院議員(共和)に
よって提出された。9月25日、米下院で同法案は満場一致で可決した。米上院でも、12月11日に満場一致で
可決した。
同法案の成立を受け、ポンペオ国務長官は90日間内で、中国当局が米国民のチベット立ち入りを制限
しているか、また、制限措置に関わった中国当局者の身元確認について報告書をまとめ、議会に
提出しなければならない。国務長官は同法案に基づき、中国当局者の入国査証の発給を拒否する。