映画日記(ためし)

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『蛇にピアス』

2009年05月17日 | Weblog
蛇にピアス - goo 映画

よい

蜷川幸雄 監督
吉高由里子、高良健吾、ARATA、あびる優、ソニン、今井祐子 出演

渋谷を徘徊する19歳の少女ルイは、クラブで知り合ったアマの蛇みたいに割れた舌(=スプリットタン)に心を奪われる。後日、アマに連れて行かれた妖しげな店で、全身に刺青を施し、顔じゅうにピアスのある店長のシバに、舌ピアスをあけてもらう。少しずつ穴を拡張しスプリットタンにするつもりだ。その日以来、彫り師のシバに強い憧れを抱いたルイは、自分にも最高の絵を刻みたいと思うようになる。



これがほんとに原作の完全映画化ならば、原作はそうとうつまらないもののはずである(笑)。ストーリーは薄いし、完結していない。

ケンカで逃げる前に、ちゃんと仲間に挨拶をして帰るあびる優(ここがものすごくうまい)。蛇を思わせる電車。交差点で泣き出す高良健吾など、蜷川幸雄の演出が光る。

「スプリット・タン」がときどき「スピリット・タン」に聞こえる吉高由里子は初主演だが、デビューは早い。演技はうまくないが、これも蜷川のおかげでギリギリ許せる範囲にとどまっている。

単なるバカ女の物語としてとらえることも可能だが、前半は彼女の裸の魅力もあり、ストーリー的にも飽きることはなくおもしろい。後半は逆に言うと、展開がもっさりしていて話もまとまらないので、不満が残る。


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5 コメント

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原作を読みました (beach)
2009-05-17 13:06:37
原作も・・
イマドキのアウトロー女性が、
流されながら生きるのを、
客観的に見ているような気分でした。

女性が落ちていく話・・
そういうの嫌いじゃないで(^^;

ヌードのくだりで・・
見たくなりました!!
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誤字訂正! (beach)
2009-05-17 13:09:47
嫌いじゃないでX

嫌いじゃないです○

なんか関西弁みたいでした(^^;
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beachさん (へろへろ)
2009-05-17 14:14:44
嫌いじゃないで、もキライじゃないで(笑)。
なかなかきれいな裸だとは思いました。ただこれは好みによるものだと思いますので、好みでなければ勘弁してください。
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好みじゃなかったなー。 (びーち)
2013-04-21 08:34:36
へルタースケルターの方が良かったww

私は何を基準に、、、笑
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びーちさん (へろへろ)
2013-04-21 14:20:29
ああ、ここあたりで好みの違いが出てきますね(笑)。

裸対決とストーリーでは、あれよりはこちらのほうが好きです。色彩はあちらのほうがよかったかもしれませんが……。
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