今年もロッテルダム国際映画祭(IFFR)のシーズンがやってきました。今年もいくつかの映画を観に行くつもりです。
まずは金曜日に行き、「Out There」という映画を観ました。台湾で生まれ、一人で日本に暮らす青年が主人公です。インタビューと、白黒の日本が舞台のパートとカラーの台湾が舞台のパートが混ぜこぜになって話が展開します。インタビューは映画監督が配役探しのためのインタビューをするという設定で行われていて、主人公の馬(マ)が実際に考えて受け答えしていて、リアルさがあります。彼の日本語は95%以上自然な感じの日本語です。台湾がふるさととして自分が生きる場所という気持ちがせず、日本もやはり違うと感じる、自分がフィットしない感じがよく表現されていました。
台湾のパートでは、台湾の歴史にふれ、彼の両親が中国から台湾に渡ってきて、米国に移住しようというプランがあったことなどが明かされます。
良い映画だなあ、工夫もたくさんあっていいなあと思っていたのですが、いかんせんこの映画、ちょっと長すぎます。第二部では、台湾の廃墟となった映画館やプール、住宅、野原などが長く移されて、バックグランドはピアノの音だけというシーンがいくつもありました。監督は記憶の旅のようなことを表現したかったのかもしれませんが、退屈な印象が強かったです。
また、幻想の女性がちょこちょこと出てきますが、それもいまひとつ意味が分かりにくかったです。ここら辺を整理して、1時間半強くらいの映画にすればすごく良かったのではと思いました。
伊藤丈紘監督がロッテルダムにいらしていて、この映画のあとで質疑応答などに答えていました。
まずは金曜日に行き、「Out There」という映画を観ました。台湾で生まれ、一人で日本に暮らす青年が主人公です。インタビューと、白黒の日本が舞台のパートとカラーの台湾が舞台のパートが混ぜこぜになって話が展開します。インタビューは映画監督が配役探しのためのインタビューをするという設定で行われていて、主人公の馬(マ)が実際に考えて受け答えしていて、リアルさがあります。彼の日本語は95%以上自然な感じの日本語です。台湾がふるさととして自分が生きる場所という気持ちがせず、日本もやはり違うと感じる、自分がフィットしない感じがよく表現されていました。
台湾のパートでは、台湾の歴史にふれ、彼の両親が中国から台湾に渡ってきて、米国に移住しようというプランがあったことなどが明かされます。
良い映画だなあ、工夫もたくさんあっていいなあと思っていたのですが、いかんせんこの映画、ちょっと長すぎます。第二部では、台湾の廃墟となった映画館やプール、住宅、野原などが長く移されて、バックグランドはピアノの音だけというシーンがいくつもありました。監督は記憶の旅のようなことを表現したかったのかもしれませんが、退屈な印象が強かったです。
また、幻想の女性がちょこちょこと出てきますが、それもいまひとつ意味が分かりにくかったです。ここら辺を整理して、1時間半強くらいの映画にすればすごく良かったのではと思いました。
伊藤丈紘監督がロッテルダムにいらしていて、この映画のあとで質疑応答などに答えていました。
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