OUR HOME ISLAND - いおうとう(硫黄島)

戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

アオウミガメの「雄優」と「たわし」の里親カードが届きました。

2009年08月05日 | 硫黄島・小笠原村
小笠原「海洋センター」から 「雄優」と「たわし」の「里親カード」2枚を郵送いただいたのが、本日、届きました。


海洋センター、オリジナル・デザインのウミガメ柄Tシャツを2枚
買ったのですが、とても好評です。
来年の8月まで、海洋センターでお買い物、10%off特典と、カードの裏にあります。
それに、それぞれの固体識別番号と里親名として私の名前を書いてあります。

「6月に見て写真も撮ってきた子ガメたちのうち、できれば、赤っぽい色のを「雄優」、黒っぽい方を「たわし」にしてもらいたいという希望があります。」とお伝えしていたのですが、センターのスタッフの方は、ちゃんと、聡明そうな顔のを「雄優」に、ちょっととぼけた顔の方を「たわし」に、と選んで下さったようです。


9月に入間基地から自衛隊輸送機での日帰りの硫黄島墓参に行く(3年に一回のペースで申込はがきで案内されます。)ことにしました。年に二回、硫黄島に行くのは初めてです。

平和祈念旧島民墓地公園にある、「島民戦没者の碑」、
そこには5人の親類を含む82人の島民で軍属として残って犠牲となった人たちの名前があります。
5人の親類の中に、18歳で戦死した2人の、母の従兄弟で、同じ年齢、学年で、
卒業写真に肩を並べて仲良さそうに写っていた「雄」の字を祖父の甥と、
「優」の字を含む祖父の甥、の名前があります。

その碑に向かって、
「硫黄島には産卵できる浜がないから、寄らないだろうけれど、この
あたりの小笠原の海を泳いでいるから、お二人のお名前から一字ずつもらって名づけた「雄優」の無事を見守って下さい。」と、手を合わせてお祈りしてくることにします。

あ 、  
「ついでに「たわし」というのも、泳いでいますので、そっちも、よろしく。」と、お祈りの時に良い忘れないようにしないと。

ラミネート加工されたカードをスキャナーで読み込んだものです。
上が「雄優」で、下が「たわし」、どちらもたくましく育ちました。
アオウミガメの手(前肢)が全身に対して、かなり大きいことが分かります。

あらためまして、放流と
里親カード送付いただき、ありがとうございました。
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1 コメント

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お邪魔いたします。 (めだか)
2009-08-05 09:51:02
いつも、ファームのお世話 ありがとうございます。
小笠原諸島のどこかにお住まいなのかと思っておりました。
硫黄島 お母様 御親戚 皆様の故郷だったのですね。
この間の日食では 日本中が注目・・・
あの時、船の残骸で激戦を思い出した人は何人いたのでしょうね?
偉そうなことは言えません。私も 日食に99%見とれておりましたので。
ウミガメの里親制度があるのも知りませんでした。
また、勉強に お邪魔させていただきます。
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