昨日は公開初日の倉本聰脚本『海の沈黙』を観に行きました。
キョンキョンとモッくんの熟年の愛が一つのテーマなのかと思っていたら、それはエピソード(大事なプロット)で、映画の主題は「美とはなにか」だったかな。
本物と贋作の違いは何なのか、魅力があるなら無名でも作品は評価されるべきなのでは
現代において、高値の付く名作は本当にその値段の価値があるのか
テーマは昔から問われていたことで、それはたぶん永遠に問われ続けるのだと思います。
本木君の瘦身の気迫を感じる演技に引き込まれました
日本海の荒波が、映像でも絵画でも心に打ちよせるようでした。
セリフの少ない中、人物の関係性が伝わってきて、最後はウルウルしました。
キョンキョンの最後のセリフが「なんでその言葉なのだろう」と一瞬戸惑いましたが、一寸深読みして、納得してみたり。
倉本聰氏が意味のない言葉を書くとは思えないから。
ちょっと時代がかった感もあるけど、重厚感のある映画でした。
ドラマや前作映画とは一味違う倉本脚本だったかな~大人の寓話的な
大人におススメの映画です。
映画鑑賞中、クライマックスになりそうなシーンで、突然シュ~ッという音が数分~10分ほど続いたでしょうか。
「なんの効果か」と戸惑いましたが、空調設備の不具合でした
セリフも聴きづらくなり集中力が欠けてしまって・・・
上映終了後、映画館側からお詫びに映画鑑賞無料券を一枚頂きました。
なので、もう一度観に行きたいと思います
「美」とは何か・・・
それはガーデンにも当てはまるのでは。
グランベリーパークのナチュラリスティックガーデンは、ミューレンベルギア・カピラリスが綿菓子のようにガーデンを覆っていて幻想的な雰囲気になっていました
四半世紀前なら「バラと宿根草」で彩られていたかもしれませんが、サスティナブルが提唱されている現在では、自然に負荷をかけない自然からインスピレーションを得た、こうした宿根草ガーデンが主流になっていくのでは。
グラス類の穂や葉の風になびく姿や、光を浴びてキラキラ光る光景が、人々の心に何かしらを訴えかけ、それが現代における「ガーデンの美」の一つとなっているような気がします。
グラスの穂とシードヘッドの共演は、秋から冬にしか味わえない自然の姿で、この光景を「美しい」と感じる人々の輪が広がっているのでしょう。
ツワブキにヒョウモンチョウが停まっていました。
美意識とは変化するもので、その中で「永遠の美」もあるのだと思います。
私など「美」は個人的な感覚で「好き嫌い」の範疇でしかないけれど
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