旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

第二回東京パークガーデンアワード@神代植物公園

2024年11月06日 16時03分10秒 | ガーデンショウ・レポート

11月1日(金)

長女と一緒に、現在東京都調布市の神代植物公園で開催中の「第二回東京パークガーデンアワード」を見に行きました。
調布は我が家から遠い(二時間余り)ので、なかなか出向くことができず、気づくと秋になっていました。

5名の制作者が日向側と日陰側に一つずつ計二か所のガーデンを作ります。
今回は各ガーデンが木製板で仕切られていたので、誰がどこを作庭したのか分かりやすかったです。

どうやってご紹介したものか考えて、同じ制作者が日向と日陰の庭をどう作ったのか分かるように、制作者別にアップします。


A「草と葉のガーデン」

日向側

背の高い白っぽい枯れ色のグラスが、スクッと立っていて目を惹きました。
まだフロックスが咲いていました。

アガスターシェやルドベキのシードヘッドと、ベニチガヤの赤い葉とのコントラストが秋らしいです。

ぽやぽやした小さいグラスの穂と赤紫色のサルビアのコントラストが可愛らしい

 

日陰側

アスチルベのシードヘッドの林立が見事
葉色の違うグラスの組み合わせも目だちました。

ノリウツギの花がドライフラワーになっていて、それも秋らしい。

 


B「花鳥風月」命巡る草はら

日向側

コレオプシスの花に小さなグラスの穂が混じって、霞の中で咲いているみたいでした。

ガーデン後方にミューレンベルギア・カピラリスが植えられていました。

背の低めのルドベキアが大きく茂っていました。


日陰側

ライム色のグラスが、ノコンギク(左側)やホトトギス(右側)の花色を目立たせているような気がします。

ホトトギスの種類がいくつか植えられていました。
ホトトギスが咲いていると、秋の庭という感じがします。

 


C「草原はやがて森へ還る」

日向側

アオチカラシバが陽に照らされてキラキラと存在感を放っていました。
銅葉、ルドベキア、ノコンギク、ガイラルディア・グレープセンセーション等、横から見た感じが素敵

花木が植えられていました。
隣りはユーフォルビアかな咲くのが楽しみです。

ノコンギクが沢山咲いていました。


日陰側

アスターが見事

オーツかな枯れ色が秋の風情をかもしています。

 


D「feeling garden 伝え感じる武蔵野の新しい風景作り」

日向側

銅葉で茶系の花のヘリオプシスが、庭の引き締め色になっていました。

花色は褪せたみたいだけど、アスター・ジンダイが咲いていました

ススキの穂は秋庭の演出家かな。


日陰側

八重咲きのシュウメイギクが緑&枯れ色の庭で目立っていました。

銅葉は斑入り葉など、葉色もとりどり。

 


E「武蔵野の”これから”の原風景」

日向側

武蔵野の在来植物を中心に植栽されているそうで、土のphにもこだわったそうです。
ハギが咲き始めていました。

チカラシバの穂とシードヘッドのコンビも秋らしい。

 

日陰側

ガーデンの中ほどの大株のカレックスが見事です。
シダも大きく葉を広げていて、森を感じさせます

黄緑色のギボウシが、日陰を明るく彩っていました。


今回のガーデンコンテストは、日陰側でも大通り側は陽当たりがあり、公園側は陽当たりが少ない、と各ガーデンで環境が違うなか、どのガーデンもそれらを考慮して植栽されているようでした。
一つの区画に奥行きがあるので、植物の重なりに深みがあるし、後方の植物がしっかり大きく育っていて見ごたえがありました

前回と違い、各ガーデンの個性が(まるで図ったかのよう)はっきりと分かれていて、制作者のセンスや意図が伝わりやすかったかな。
制作者は5名ですが10個の違うガーデンを見ているようでした
秋には秋らしい花が咲いていたし、植物の枯れ姿も秋らしいし~
「武蔵野の”くさはら”」がテーマだからでしょうね。

力作ばかりで、写真を選ぶのが切なかったです。


神代植物公園の住所は「深大寺」
「深大寺」といえば蕎麦の名所。
ということで、公園前のお蕎麦屋さんでランチ

鰊蕎麦を頂きました。
つゆは濃い目かな。


せっかく遠出してきたので、神代植物公園内へ
続く

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