昨日の天気予報で、今日の朝は雨が降らないという話でした。なので、今日は小学校に出勤する前に小田原城址公園の蓮の花を見に行ってみることにしました。
ほぼ始発の電車に乗って小田原に到着し、そこから歩いて小田原城の南堀に向かいました。ここ数日気候が不安定だったので開花状況が不安だったのですが、南堀に着いてみると…
錦鯉が悠々と泳ぐ中、結構な数の蓮が咲いていました。
こちらの石垣は関東大震災の時に崩れたものを積み直したものですが、そのためか築城当時より高さが低くなっています。明治時代に撮影された写真と比べてみると、かつてはこの石垣の上に二重櫓が建っていたことも分かっています。
こちらの堀に植えられているのは、上野の不忍池や町田の小山田神社にも植えられている大賀ハスです。植物学者の大賀一郎博士が千葉県の検見川にある落合遺跡で発見した縄文時代の蓮の種を発芽させて育てたことから、別名『古代蓮』とも呼ばれています。
大賀ハスは日本中の様々な場所に株分けされ、広まっていきました。こちらの小田原城南堀に植えられているのも、そうした株分けされたもののひとつです。
青々とした葉の陰から顔をのぞかせる淡紅色の蓮の花は何とも美しく、辺りには蓮畑独特の甘い香りが漂っています。ただ、写真が撮りやすいところに咲いている花が殆ど無かったので、スマホのズームではこれが限界です…。
さて、小田原城でこれだけ咲いているということは、毎年写真撮影をしにいっている『あの場所』も咲いているであろうことが予想されます。近日中に撮影に行こうと思っていますが、こちらくらい咲いてくれているといいのですが…。