徒然なる写真日記

趣味に関する事や、日々の中での出来事を脈絡もなく貼り付けていく絵日記帳ブログです

書籍 足尾銅山史

2018-03-04 23:05:07 | 足尾/足尾銅山
村上安正 氏 著 『足尾銅山史』

この本はまさに 足尾銅山百科事典 である

大型本でお高いので図書館から借りた 2年ぐらい前だったか


B5判、つまり週刊誌サイズの大型本で、本巻と別冊の2冊から成っている。本巻は口絵写真が8ページに本文が656ページ(8000円)、別冊は横組みが58ページ、縦組みが82ページの小計140ページ、総計804ページの大冊である



写真は少ない、本巻の大部分は通史編で、銅山発見前から閉山後の足尾町の状況までを多面的、総合的に叙述している。
労働問題や鉱毒事件、飯場制度や友子制度等の解説も。
付章として鉱山用語辞典、各種年表、主要文献、足尾銅山の地質と鉱床など・・
これだけびっしり足尾の事が書かれた本はまずない。

著者の村上さんは、鉱員として古河鉱業に就職し、前半は足尾銅山の坑内労働に、後半は本社において経理事務等に従事された方で
また鉱業史研究者、産業考古学研究者として数々の業績をあげてこられた方である。この“足尾銅山史”はまさにライフワークと呼べる
書物なのであり・・  他にも足尾関連の書籍の執筆は多い。足尾研究には欠かせないと思われる



2016足尾銅山観光にて 展示の解説ビデオも判りやすい





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