【田園調布.多摩川.鵜の木の不動産売買.賃貸管理】㈱城南ハウジング

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これも不動産ファンドが関係しています・・・池袋三越跡地・・・

2009-12-03 | 不動産
最近は当たり前のようにこの言葉を聞きますよね。「不動産ファンド」

投資家から集めた資金で不動産を取得して、一つはその不動産をテナントに賃貸することで得られる賃料を投資家に運用益(インカムゲイン)を分配するものです。
もう一つはその不動産を処分した売却代金から投資家へ出資金を償還して残金があれば売却益(キャピタルゲイン)を分配します。

また、不動産ファンドには2種類に分けられます。
1つは公募型不動産ファンド。こちらは不特定多数の人が自由に出資することができる不動産ファンドのことで、J-REITが代表的なものです。J-REITは株式と同じように証券取引所で売買できます。
もう一つは私募型不動産ファンド。こちらは決まった投資家か機関投資家(年金基金・銀行・生保などで、プロですね。)が出資できる不動産ファンドです。


今、話題になっている「三越池袋店跡地」にヤマダ電機さんが営業していますが、
この物件は9月30日に三越から不動産ファンドのシンプレクス・リート投資法人に750億円で売却され、
現時点ではシンプレクスがヤマダ電機に賃貸しているはずでした。
ところが、予定から2ヵ月たった今でも、物件は引き渡されておらず、賃料はヤマダ電機から三越に支払われています。
つまり、三越はいまだ750億円の売却代金を手にしいないということです。

不動産ファンド側の資金調達ができていないとも言われています。
不動産投資の環境は、昨秋のリーマンショック以降、激変しており、不動産や金融関係者によるとローンがつきにくい状況にあるそうです。

と、こんなところにも、ファンド資金は流用されているのです。


資金需要は時々刻々、顕在化する。百貨店の売り上げ減少の底が見えないだけに、予定どおり資金確保ができないことにでもなると、
三越伊勢丹の収益改善計画が根底から崩れてしまう可能性もあるでしょう。



来年も大方の予想では景気回復は難しいと言われていますので、同じような案件は増えるのでしょうか・・・


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