5月14日の月山登頂後に鳥海山の秋田県側麓へ移動し祓川ヒュッテ(無人)で宿泊。
翌15日に最短と言われる矢島口ルートからスキー登山した。
翌16日は天候の関係で休息日とし、17日には山形県側湯の台口の林道から上れるところまでと言うことで2本のルートを計画実行。
●今回の鳥海山2つのルート図・・・・クリック拡大
【矢島口ルート記録】
1.山名 鳥海山(新山・2236m)
2.山行日 5月15日(水)
3.メンバー 太子山岳会 MATさん HITさん KAG 3名
4.形態 スキー登山
5.ルート
●祓川ヒュッテから矢島口コースで七高山を目指し、外輪から鳥海山頂上まではアイゼン歩行で到達。
●ルート図・・・・クリック拡大
●上り標高差 1030m
●上り所要時間/距離 3時間17分/4.5km(七高山まで) 29分/510m(七高山~鳥海山)
●下り所要時間 1時間11分(七高山から祓川ヒュッテまで)
6.コメント
祓川ヒュッテではかなりの強風だったが上り始めると風の影響はあまりなく、3時間ほどで七高山に到達。
アイゼンに変えて外輪の岩を辿って30分ほどで新山(鳥海山)へ到着。頂上標識を探し回って岩の上に発見。
証拠写真を撮って日本百名山36座目をゲット!!!(^^)!
七高山まで戻っていよいよスキー滑走。
雪の量は十分で雪質もザラメでスキー滑走には問題なし。
急斜面を一気に300mほど滑って一息ついていたところ落雷3発。1発は閃光が目の前で鮮明に見え、向こう斜面では登山者が雪原に一斉に寝そべって退避。
こちらは七釜避難小屋目指して一目散に滑りおりて生きた心地がしなかった。(>_<)
せっかくのおいしい斜面を楽しむ間もなく避難小屋へ逃げ込むことになった。
落雷当時に頂上に居た人も無事に避難小屋へ退避、落雷と同時に電撃を体感したと言うくらい近かったようだ。
避難小屋で20分くらい休んで、後は天気回復し残りルート半分をテレマークで楽しませてもらった。
祓川ヒュッテで休憩と荷物整理後に、今夜の宿「国民宿舎 鳥海荘」へ移動し温泉・料理を楽しんだ。
7.写真・ムービー
●ショートムービーはこちらYouTubeから
(5月15日・17日 2日分をまとめたもの)
●写真サムネイル・・・・クリック拡大
5月15日(水)の矢島口ルートは良かったが、落雷3発が余分だった。命あったのは幸い((+_+))
【5月17日 湯の台温泉山形県側ルートの記録】
1.山行日 5月17日(金)
3.メンバー 太子山岳会 MATさん HITさん KAG 3名
4.形態 スキー登山
5.ルート
●鳥海高原 家族旅行村に前泊し、湯の台温泉付近で林道に入り、通行止めの標識あるが車は通過できるので
そのまま積雪が出始める地点まで進み駐車。
林道を約1時間シールと担ぎを繰り返しながら進み、以降は樹林帯を滝の小屋目指して上る。
滝の小屋からはほぼ直登ルートを取り、行者岳方向へ進み、時間を見て標高1715m地点で途中下山とした。
●ルート図・・・・クリック拡大
●上り標高差 1013m
●上り所要時間/距離 5時間24分/7.3km(標高1715m地点まで)
●下り所要時間 2時間1分
6.コメント
前泊の鳥海高原家族旅行村(ロッジ)は6人/1棟 8,000円/1棟で調理道具も全部揃っていて暖房もあり自炊したい人にはもってこいだが、唯一の問題はカメムシがいっぱい。
暖房を入れると眠っていたカメムシ君が室内を飛び交うくらい多かった。仕方ないので暖房を入れずになんとか凌いだ。
朝7時まえに宿を出発し林道を車で標高600m付近まで進めた。林道入口には通行止め標識とバリケードがあるが、ちゃんと車1台が通過できるスペースが確保されていて問題ない。
積雪が出始めた地点で駐車し、林道の積雪上をシールで歩くが、直ぐに雪が途切れてスキーを履いたり脱いだりで結構疲れるし時間を要す。
林道1時間ほど歩いて樹林帯へシールで突入、ガスで先が見えないながら滝の小屋を目指して進む。
途中、宮様コースとか言う樹林を切り開いた部分があり、そこを進んでいったがガスが濃くなり滝の小屋直前でホワイトアウト状態。
GPSに頼りながら何とか藪漕ぎしながら滝の小屋を見つけて到着。ヤレヤレ((+_+))
営業はしていないが、大きな小屋でトイレも立派でここを拠点に山形側からの鳥海山を楽しむには好都合だ。
休憩している間にガスが綺麗に晴れ、ピーカン状態に好転。
頂上は時間的に無理と判断、行けるところまで行くことで大雪渓を目標に登っていった。
時間的には12時を目標にしていたので標高1715m地点で下山開始した。
雪質は1昨日の矢島口ルートよりもしっかりしたザラメ雪で斜度もちょうど良く滑走を楽しめた。
滝の小屋でランチ休憩した後は樹林帯を滑走下山したが、雪も多く密林ではないので結構楽しめた。
ただ、林道へ降りるとスキーを脱いだり履いたりで疲れる。
このルートは5月初めくらいまでが楽しめそうな気がする。
樹林帯の沢も雪で埋まっているだろうし、林道の雪もしっかりしているので上りもスキー脱着がなく下山も最後まで滑走できそうだ。
時間的にも体力的にも秋田県側の矢島口ルートと比べると厳しくなるが、林道の部分が何とかなれば樹林帯滑走も楽しいし是非頂上まで登ってみたい。
MATさん、HITさん 百名山お付き合い頂き大感謝です。
帰りの道の駅での幕営はびっくりですが楽しかったで~す( ^)o(^ )
7.写真です・・・・クリック拡大
最後に、今回の東北遠征スキー登山は何とか天気に恵まれて百名山も2座ゲットでき、山スキーのメッカを満喫できて
最高にハッピーでした。大満足~(#^.^#)
END
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